リウマチでやってはいけない仕事とは?おすすめ求人も紹介

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関節リウマチは、炎症により関節の機能に影響を与える病気です。

関節リウマチは、働き方や業務の内容によっては症状が悪化してしまう病気なので、病気の特性を理解し、無理のない範囲で働くことが重要です。

今回は、関節リウマチの人がやってはいけない仕事や避けるべき職場環境について詳しく解説し、実際のおすすめ求人についても紹介します。

関節リウマチとは?

関節リウマチは、関節が炎症を起こす病気です。この炎症により、軟骨や骨がダメージを受け関節の機能が低下し、場合によっては変形してしまいます。

関節リウマチを発症すると、患部が腫れたり、動かさなくても強い痛みを感じたりするようになります。

関節リウマチの原因は、免疫機能の異常と考えられています。免疫機能が正常に働かなくなることで、最近やウイルスだけでなく、体内の細胞や組織を誤って攻撃してしまうことが、関節リウマチを引き起こします。

関節リウマチの初期症状としては、以下のものが挙げられます。

またリウマチ性多発筋痛症という病気もあり、こちらは頸部、肩、腰、大腿など四肢近位部にこわばりや、痛みが発生する原因不明の疾患です。

どちらも生活や仕事に影響が出る病気なので、症状を自覚した場合は早急に受診をする必要があります。

参考:中外製薬公式サイト順天堂大学附属大学病院公式サイト

関節リウマチの人がやってはいけない仕事

関節リウマチの方がやってはいけない仕事は、関節に負荷がかかる仕事です。具体的には、重い荷物を運んだり長時間同じ姿勢が求められたりする仕事です。関節リウマチは、関節が炎症を起こすことが発症原因なため、関節に負担がかかるとその症状が悪化してしまいます。

ほかにも、ストレスがかかったり、代役が立てられない仕事もやるべきではありません。ストレスも関節リウマチの悪化原因の1つとされており、また体調が悪いときに休むことができないと、関節への負担が防げず悪化を引き起こす原因になります。そのため、ストレスやプレッシャーがかからず、急に体調が悪くなったときに休める仕事を選ぶことが大切です。

【関節リウマチの人がやってはいけない仕事の条件】

それぞれについて具体的な職種を例に挙げて解説します。

関節に負担がかかる仕事

関節リウマチは関節の病気のため、関節に過度な負担をかけたり、冷やしてしまうと症状が悪化する危険性があります。

力仕事や冬でも外で作業をする必要がある仕事や、関節を固定し続けることも悪化の原因になるため、注意が必要です。

【関節に負担がかかる働き方】

まず重い荷物を運んだり、長時間立つもしくは歩く必要がある仕事は避けましょう。

またデスクワークであっても、長時間同じ姿勢で作業をしたり、冷房で体を冷やしたりすることは関節リウマチに悪影響があるため、業務中に適度に体を動かしたり、ブランケットを使用して冷えないようにするなどの対策をしましょう。

【該当する仕事】

責任やプレッシャーがかかる仕事

ストレスも関節リウマチ悪化の原因の1つとされており、日常生活におけるストレスや、関節リウマチを発症したことそのものへの不安感も関節リウマチに影響を与えます。

そのため、個人への責任が重くプレッシャーがかかったり、クレームを受けたりするような、ストレスがかかる仕事は関節リウマチの人におすすめできません。

もちろん仕事以外のストレスも負担になるため、仕事と私生活それぞれで自分にとってストレスになることを把握し、極力それらを避けて過ごすようにしましょう。

【該当する仕事】

代役が立てられない仕事

関節リウマチは、症状がひどいときは無理をせずに安静でいることが重要です。日によって症状が違ったり、朝に強く症状が出る傾向があるため、当日でも有給休暇の取得や時差出勤ができると、いざという時も安心です。

そのため、代役が立てられず、急な休みをとることができない仕事は関節リウマチの人にとっては大きな負担になります。仕事を選ぶときは、すぐに休みが取れるかどうかも判断基準にしましょう。

【該当する仕事】

関節リウマチの人が避けるべき職場環境

リウマチの人が働く場合は、職種だけでなく職場環境も重要です。

周りからのサポートが受けられなかったり、相談が気軽にできなかったりする環境は、体調が悪いときの対応が難しくなるためです。

また少人数になるほど、一人に対する負担や責任が増えます。

そのため、障害や病気への理解があり、各部署に多数の社員がいる大手企業での就労がおすすめです。

関節リウマチは障害者手帳の対象

関節リウマチは、症状の程度によりますが、身体障害者手帳の取得対象になります。

障害者手帳を取得すると、障害者雇用での就労が可能になったり、公共交通機関や公共施設の利用料が割引になったり、さまざまなメリットがあります。

障害者手帳を取得するためには、まず主治医に診断書を作成してもらい、それを役所の窓口に提出します。診断書を依頼してから、手帳が手元に届くまで、早くても1ヶ月はかかります。

障害者手帳の取得方法についてはこちらの記事「障害者手帳の等級の違いを表で説明!取得方法やメリットも解説」にて詳しく解説しています。

関節リウマチの人には障害者雇用での就職がおすすめ

前述の通り、身体障害者手帳を取得することで、障害者雇用での就職が可能になります。

障害者雇用は、企業側に障害への合理的配慮が義務付けられているため、業務内容や通院のための休暇など、配慮を受けながら働けます。

また、障害者しか応募ができないため、一般枠よりも大手企業に入るチャンスが広がります。

障害者雇用で働くためには障害者手帳の取得が必須になるので、希望する場合はまず主治医に相談しましょう。

障害者雇用についてはこちらの記事『「障害者枠はデメリットしかないからやめとけ」は嘘!障害者雇用のメリットを徹底解説』にて詳しく解説しています。

関節リウマチの人に向いてる仕事

上記で紹介したやってはいけない仕事の条件に当てはまらない仕事なら問題なく就労できます。

【向いてる仕事の条件】

【上記の条件がすべて揃う仕事の例】

一般事務は、障害者雇用で最も求人数が多く、また周りからのサポートが受けやすいため特におすすめです。

またプログラマーやWebデザイナーは、技術を身につけることでキャリアアップやフリーランスへの転身も可能ですが、求人企業は即戦力になる人材を求めているケースがほとんどなため、知識が全くない状態での就職は非常に困難です。

未経験からプログラマーやWebデザイナーを目指す場合は、就労移行支援職業訓練校を活用し、知識と技術を身につけましょう。

関節リウマチの人におすすめの求人例

関節リウマチの人におすすめの求人を紹介します。

大塚商会(事務)

【求人情報】

詳細はこちら

こちらは大塚商会の求人です。適正や障害特性に応じた部署に配属され、各部署での事務業務を担当します。業務内容はデスクワークが中心で、重い荷物を持ったり、プレッシャーがかかったりするような、関節リウマチに悪影響が出るものは避けられます。

また大塚商会は、全国に支社や事業所があり、首都圏以外でも就職が可能です。

また給与が比較的高い点もこちらの求人のメリットです。大塚商会についてはこちらの記事『「成果を正当に評価する会社なんです」——大塚商会・土谷知子さんに聞く、障害の有無に関係ない評価制度』にて詳しくお話を伺っています。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

博報堂DYアイオー(プログラマー)

【求人情報】

詳細はこちら

博報堂DYアイオーは、博報堂グループの特例子会社です。

特例子会社は、一般企業での障害者雇用以上に障害への配慮を受けながら働けます。関節に負担がかかる業務はもちろん避けられますし、通院のための休暇取得も気軽にできます。そのため、体調が悪くなってしまった場合も無理して働く必要はありません。

プログラミング経験者限定の求人ですが、キャリアアップも目指せる内容になっています。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

楽天ソシオビジネス(webデザイナー)

【求人情報】

詳細はこちら

楽天ソシオビジネスは、楽天グループの特例子会社です。そのため博報堂DYアイオー同 様、配慮を受けられるため関節リウマチの方でも安心して働けます。

またそれに加えて、楽天グループと同じ福利厚生が受けられるため、給与以上に生活への余裕が生まれます。

業務内容は、楽天が運営する各種サービスのWebデザイン業務を担当することになります。

また楽天ソシオビジネスは、Webデザイン以外にも、事務職など他の職種も積極的に募集を行っているため、Webデザイン以外の仕事を希望する方はこちらからご確認ください。

障害者向けサテライトオフィス

障害者向けサテライトオフィスは、専門知識を持った支援員が常駐するオフィスで働く雇用形式です。

障害特性に合わせて雇用形態や業務内容を調整してもらえます。また困ったことがあった場合はすぐに支援員に相談できるため、関節リウマチの人も無理のない範囲で就労できます。

障害者向けサテライトオフィスについては、こちらの記事「障害者向けサテライトオフィスとは?働き方やメリット・デメリットを解説!」にて詳しく解説しています。

就労継続支援事業所

就労継続支援事業所は、企業ではなく障害者を対象とした作業所で業務を行う就労形式です。就労継続支援は、一般企業や特例子会社で働くことが現時点では難しい人を対象としているため、より徹底した障害への配慮を受けられます。

またA型とB型の2種類があり、障害の程度に応じて就労先を選べます。「企業で働くのは難しいが週20時間程度は働きたい」という人は就労継続支援A型、「症状が重く、短い時間から簡単な仕事をしていきたい」という人は就労継続支援B型が向いています。

就労継続支援事業所についてはこちらの記事「障害者向けの作業所とは?就労継続支援から一般就労を目指す方法や作業内容を解説」にて詳しく解説しています。

また就労継続支援事業所で働いてみたい方は、こちらから希望条件に合う事業所を探せますので、ぜひ活用してみてください。

仕事の継続が困難なら休職も選択肢の1つ

関節リウマチの症状が重く、仕事の継続が難しい場合は、退職するのではなく一旦休職することも選択肢の1つです。

退職してしまうと、治療期間中の収入がなくなり金銭面の不安が生まれますし、退職してから転職しようとしてもうまくいくとは限りません。

休職であれば、一定額の給与を受け取りながら治療に専念できますし、復職も可能です。復職する場合は、まず主治医からの許可を取り、会社に復職の意思を伝えましょう。

症状が落ち着いたからといって、いきなりフルタイムで復職すると、また悪化してしまう可能性があるため、まずは短時間勤務から仕事を再開しましょう。

関節リウマチの人が転職するときに利用するべきサービス

転職活動をするときに、おすすめのサービスについて解説します。

ハローワーク

ハローワークは、公的な転職支援機関で、障害者雇用専門の窓口があります。

関節リウマチの症状の重さや、これまでの経歴に沿った求人の提案を受けられます。また全ての支援を無料で受けられる点もハローワークのメリットです。

就労移行支援事業所

就労移行支援は、障害者や難病を持った人を対象とした就職支援機関です。

ビジネスマナーを学んだり、転職活動の直接的な支援を受けたりできます。

また、事務スキルや、プログラミング、Webデザインなど、転職に生かせるスキルを学ぶことも可能です。学べるスキルについては、事業所ごとに異なるため、自分が希望するスキルを学べる就労移行支援事業所を選びましょう。

就労移行支援についてはこちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

障害者雇用専門の転職エージェント

障害者雇用専門の転職エージェントでは、転職活動全般の支援を受けられます。

【支援内容の例】

特に求人の紹介については、インターネットやハローワークで公開されていない、非公開求人の紹介も受けられるため、転職先の選択肢が増やせます。

またハローワークと同様に、全てのサービスを無料で利用できるので、転職活動をスタートさせるときにまず登録することをおすすめします。

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