解離性同一性障害の方に向いてる仕事・おすすめ求人を紹介

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解離性障害の一種である解離性同一性障害。

この解離性同一性障害は、生活や仕事にも影響が少なくない障害です。

こちらの記事では、解離性同一性障害の人が働くためのポイントについて解説しました。

解離性同一性障害とは?

まずは解離性同一性障害について解説します。

​​解離性同一性障害とは

解離性同一性障害とは、複数の人格が1人の人間の中に混在している状態のことを指します。

解離性同一性障害を発症する主な原因は、幼少期に極度のストレスを受けることとされています。

発症すると混在している人格ごとに記憶がばらついたり、抑うつや不安などといった精神性の症状が現れたりします。

また解離性障害には、解離性同一性障害以外にも複数の障害があります。

解離性健忘

強い心的ストレスが原因になり、自分が経験した出来事の記憶がなくなってしまう状態。数日で記憶が戻ることが大半ですが、場合によっては長期間記憶が戻らないこともあります。

解離性とん走

自分がどんな人間、誰なのかがわからなくなってしまい、全く別の場所で別の人間としての生活を送ろうとしてしまう症状。

この症状が出ている間の記憶は、症状が落ち着いた後でも戻らないことが大半です。

離人症性障害

「自分が自分である」という感覚がなくなり、自分自身を第三者目線から見ているような気分になってしまう症状。

解離性昆明

体を動かしたり言葉を喋ったりするという、普段当たり前にできていた行動が急にできなくなってしまう症状。

出典:MSDマニュアル大阪メンタルクリニック

解離性同一性障害の症状

解離性同一性障害にはいくつかの症状があります。

複数の人格

解離性同一性障害には、憑依型、非憑依型の二種類が存在します。憑依型の場合、周りから見ても人格が変わっていることが明らかになりますが、非憑依型の場合は、周りの人から見るとわからないことが多いです。

そして別の人格が急に表に出ることで、急に感情が変わったり、行動に大きな変化が出たりすることがあります。

また本人も前の人格がとった行動などを覚えていないことがあるため、自分の現状に混乱するケースがあることも解離性同一性障害の特性の1つです。

健忘

解離性同一性障害を発症すると、健忘と呼ばれる記憶に関する症状に悩まされることがあります。

過去の出来事について記憶が欠落してしまったり、すでに習得したことや学んだことを一時的に忘れてしまったりというものが、具体的な症状として挙げられます。

その他の症状

解離性同一性障害を発症すると、身体的、精神的に様々な症状が生まれることがあります。

【症状例】

そのため、解離性同一性障害ではなく、うつ病や統合失調症と誤診されてしまうことも少なくありません。

解離性同一性障害のチェックポイント

下記のチェックポイントの出来事が頻発する場合、解離性同一性障害の可能性があります。

【チェックポイント】

ただし、解離性同一性障害であるかどうかは自己判断では明確にすることができないため、違和感を持った時点で通院し、専門家の判断を仰ぐようにしましょう。

解離性同一性障害の人に向いてる仕事

解離性同一障害を発症すると、仕事にも影響が出るため自分に合った仕事を選ぶことが大切です。

解離性同一性障害が仕事に与える影響

別の人格が急に表に出ることで、急に感情が変わったり、行動に大きな変化が出たりすることがあるため、人間関係でトラブルを起こしてしまう可能性があります。

また、健忘の症状があることで、いつもできていた業務が急にできなくなったり、頼まれていた業務を忘れてしまったりすることもあります。

落ち込みや不安感といった精神的な症状が強くなると、そもそもで出勤できなくなることもあるため、働く場合は職場からの理解が必要不可欠です。

解離性同一性障害の人に向いてる仕事

解離性同一性障害の人が働くためには、職場からの理解だけでなく、自分に合った仕事を選ぶことが重要です。

解離性同一性障害の人に向いてる仕事の条件としては、

といったことが該当します。

ストレスは解離性同一性障害の発症原因にもなる程、障害に悪影響を与えるものです。

また解離性同一性障害の障害特性として、人間関係で問題が起きやすくなったり、健忘の症状から複雑な作業が苦手だったりするため、コミュニケーション能力や複雑な作業能力が求められない仕事が向いていると考えられます。

【向いてる仕事の条件を満たしやすい仕事例】

デスクワークを希望する場合は、事務職がおすすめです。しかし事務職は求人によって業務内容が異なるため、自分に向いていない業務を任される場合があります。

そのため求人票を確認し、自分の障害特性に合っていない業務(例えば、電話対応や来客対応など)が含まれていないか確認してから応募しましょう。

また清掃業や軽作業など、体を動かす仕事はコミュニケーション能力や複雑な作業も求められることが少ないため、おすすめです。

実務経験があれば、プログラマーやwebデザイナー、webライターといった職種は在宅勤務ができるケースがあるため候補に挙がりますが、どちらの職種もクライアントやディレクターとのコミュニケーションが多く求められるため、ハードルは高くなります。

解離性同一性障害の人におすすめの求人

株式会社リクルートスタッフィングクラフツ

【求人情報】

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こちらはリクルートスタッフィングの特例子会社の求人です。

特例子会社ということもあり、より適切な配慮を受けながら自分のペースで働けます。

給与は低くなっていますが、その分業務内容も簡単で、また応募条件もないため、1からキャリアを作っていきたい方におすすめの求人です。

またこちらは完全在宅での勤務となっており、出退勤の負担がないのも大きなメリットです。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

freee

【求人情報】

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こちらはfreee株式会社が募集しているデータ入力業務の求人です。

雇用形態はパートになりますが、その分時短勤務も可能で、自分の体調や希望に合わせて業務時間をコントロールできます。

フルタイムで働いた場合は、月額で20万円以上の給料を受け取ることも可能です。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

ビショップ

【求人情報】

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こちらはアパレルブランドBshopの、バックヤード作業の求人です。

各店舗のバックヤードで入荷商品のチェックや品出しといった軽作業の担当になります。

こちらもパート勤務にはなりますが、デスクワークではなく体を動かす仕事が向いてるという方におすすめの求人です。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

解離性同一性障害の人は障害者雇用で働ける?

障害者手帳を取得すると、障害者雇用での就労が可能になります。

解離性同一性障害の症状が日常生活に大きな悪影響を及ぼしていたり、うつ病や不安障害などを併発している場合は、障害者手帳の取得対象になります。

しかし、あくまで手帳の取得対象になるかどうかは主治医の判断が基準になるため、障害者手帳の取得を希望する場合は、主治医に相談しましょう。

障害者雇用で採用された場合、会社側から合理的配慮を受けながら働けます。

【合理的配慮の例】

受けられる配慮の内容は、会社や持っている障害によって異なりますが、心身への負担は一般雇用と比較すると抑えながら働くことができます。

障害者雇用については、こちらの記事『「障害者枠はデメリットしかないからやめとけ」は嘘!障害者雇用のメリットを徹底解説』にて詳しく解説しています。

向いてる仕事に転職する方法

転職活動を行う場合、自分1人の力だけでやろうとするのではなく、サービスや支援機関を利用することをおすすめします。

【支援機関・サービス】

ハローワークと転職エージェントは、どちらも求人の紹介を中心とした転職活動全般のサポートを行っています。

ハローワークは公的機関、転職エージェントは民間企業が運営しています。どちらも障害者雇用専門の窓口があるため、自分の障害にあった企業への転職をサポートしてくれます。

転職エージェントは、求人数ではハローワークに劣るものの、選ばれた良質な求人のみを紹介してくれる点や、一般公開されていない求人(非公開求人)の紹介も受けられる点、専任のコンサルタントがついて手厚くサポートしてくれる点が大きなメリットになります。

料金 運営方法 サポート体制 求人の数 求人の質 拠点
ハローワーク 無料 税金で運営 担当者ごとにばらつきあり 多い 玉石混交 全国各地
転職エージェント 無料 企業から紹介料を得て運営 専門の転職コンサルタントが手厚くサポート 少ない(ハローワークと比較すると) 選ばれた求人のみ掲載 エージェントによる ※Web会議や電話で相談できる場合もある

就労移行支援事業所は、転職活動を行いながら事業所が設定したカリキュラムに沿って、PC操作やプログラミングなど企業実務で役立つスキルを学べます。未経験から一定の業務スキルが必要とされる職種への転職を希望する人におすすめの支援機関です。

就労移行支援事業所については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説』にて詳しく解説しています。

解離性同一性障害の人におすすめの働き方

障害者手帳を取得した場合、障害者雇用で一般企業で働くことができますが、それ以外にも下記のように働き方の選択肢はあります。

特例子会社と障害者向けサテライトオフィスは、どちらも企業での就労となりますが、一般企業の障害者枠以上に障害に対する配慮を受けながら働けます。企業で働きながらキャリアアップを目指したいけど、体調が不安定という方におすすめの働き方です。

特例子会社と障害者向けサテライトオフィスについては、それぞれこちらの記事「特例子会社で働くメリット・デメリットと実際の求人例を紹介」「障害者向けサテライトオフィスとは?働き方やメリット・デメリットを解説!」にて詳しく解説しています。

就労継続支援事業所は、障害や難病を持った人を対象とした作業所です。作業内容は事業所ごとに異なりますが、事務作業や清掃業、接客業など、多くの選択肢があります。

いますぐ企業での就労をすることに不安がある、という場合は上記のような別の働き方を選択することをお勧めします。

就労継続支援については、こちらの記事「障害者向けの作業所とは?就労継続支援から一般就労を目指す方法や作業内容を解説」にて詳しく解説しています。

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