心臓に負担のかからない仕事とは?狭心症でもできる仕事の求人を紹介

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心臓病は、発症することで命に関わることも少なくない病気です。

しかし適切な働き方を選ぶことができれば、心臓に負担をかけずに働くことも可能です。

今回は、心臓に負担がかからない仕事やその求人について解説します。

心臓病とは?

心臓病は、心臓の機能や形に異常が生じる病気の総称です。

心臓病の種類

心臓病には、多数の種類の病気が存在します。

【心臓病の例】

心臓病は、先天的に発症する場合と、後天的に発症する場合があります。後天的に発症する心臓病の中には、前触れなく突発的に発症する病気もあり、突然死につながることもあります。

狭心症と心筋梗塞を合わせ、虚血性心臓疾患と呼びます。この虚血性心臓疾患は、がん、脳卒中と並んで日本人の3代死因の1つに数えられています

そして、心臓病を発症すると心臓機能障害と判断される場合があり、その場合は障害者手帳が取得できます。

出典:日本心臓リハビリテーション学会

心不全とは

心不全は、心臓に異常が発生し、心臓の機能が徐々に低下することで、息切れやむくみが起こってだんだん悪くなり、生命を縮める病気です。

心不全になると、心臓から十分な血液を送り出せなくなり、体に必要な酸素や栄養が足りなくなるため、階段で息切れがしやすくなったり、疲れやすくなります。また、むくみや急激な体重の増加も起こります。

【心不全の症状例】

心不全の原因疾患としては、虚血性心疾患、高血圧性心疾患、弁膜症をはじめとした、様々な心臓病が該当します。

心不全の治療としては、まず心不全そのものに対する薬物治療を行い、その上で原因となっている疾患の治療を進める流れになります。

心不全を発症した人が仕事をする場合は、人によって細かな症状に差があるため、無理なくできる仕事を主治医に相談しながら探しましょう。

出典:国立循環器病研究センターユアクリニックお茶の水

狭心症とは

狭心症は、心臓の冠動脈が詰まって狭くなり、十分な酸素や栄養分が届かなくなる病気です。

高血圧などが原因で、動脈硬化が進むことで発症する病気で、胸の痛みや、胸が締めつけられるような圧迫感が具体的な症状として挙げられます。

特に心臓に負担がかかる行動をとった時に症状が出やすくなります。そのため、肉体労働のような仕事は向いていません。

狭心症では血管の狭窄は起きますが、心臓は動いているため心不全までにはならず、「痛い」などの症状のみとなります。

狭心症の対処としては手術や服薬があります。

出典:ユアクリニックお茶の水

心臓病があることによる仕事の制限

発症している病気によって違いはありますが、心臓病があることで運動機能が低くなったり体調を崩しやすくなっています。不整脈や心筋梗塞など、心臓病の中には無理をすることで悪化し、命に関わる状態になる病気も少なくありません。

そのため、重い荷物を持つなどの肉体労働や長時間労働は難しく、さらに通院が必要になるため、休みを定期的に取る必要があります。

またペースメーカーや除細動器を体内に挿入していると、強い電磁波を発生する機器が使用されている場所や発電所などは、ペースメーカーに影響が出るため働くことができません。

出典:心疾患の治療と仕事の両立お役立ちシート

心臓障害の人に向いてる仕事とは

心臓障害の人に向いてる仕事について解説します。

心臓障害の人にできる仕事

心臓障害の人が仕事をする場合、心臓への負担が少ないデスクワークが基本になります。

【職種例】

なお心臓障害の症状によっては、定期通院のみが必要で、それ以外の業務上の配慮がほとんど不要な場合もあり、そういった人は肉体労働などを除いたほとんどの職種で就労できます。

心臓に負担をかけずに働くためには

心臓に負担をかけずに働くためには、職種以外にも考えるべきポイントがあります。

自分の病状を正確に把握する

心臓障害は、人により症状や生活上の注意点が細かく違い、対応を間違えると命に関わることもあります。

また、内部疾患であるがゆえに周囲の人からは病状が分かりづらいため、自分の病状を正確に把握しておくことが重要です。

自分の症状を正確に把握しておくことで、病状について周囲に説明して必要な配慮が受けられるようになりますし、身体に負担がかからないよう自分で仕事に制御をかけることもできるようになります。

なお、病状を正確に把握する上では自己判断はせず、必ず主治医に相談して、症状を詳しく説明してもらうようにしましょう。職場に診断書を提出することも選択肢の1つです。

自分の病気に適した職種を選ぶ

心臓障害は、前述の通り、場合によっては命に関わることがあるため、仕事選びは慎重に行わなければなりません。

病状に対して無理なく働ける職種としては、前述のデスクワーク(心臓への負担が少ない仕事)職での就労がおすすめですが、症状によってできる仕事・できない仕事には差があるため、職種選びについても医者に相談するのが最も確実です。

障害に理解のある職場で働く

心臓障害者が働くためには、職場からの配慮が必要です。

心臓障害は、他の身体障害と比較しても、他人から見てわかりづらい障害です。そのため、職場側もどんな配慮をするべきなのかがわからない場合がありますので、自分から職場に対して障害について詳しく説明し、必要な配慮を求めるようにしましょう。

【求める配慮の具体例】

心臓障害者におすすめの求人

心臓障害者におすすめの求人を3つ紹介します。

大塚商会

【求人情報】

詳細はこちら

こちらは大塚商会の営業部での事務職求人になります。

業務内容としては、電話対応や書類関連業務など、心臓に負担をかけずに働けます。

大塚商会は、給与が障害者雇用と一般雇用と変わらない点も大きなメリットです。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

ソフトバンク

【求人情報】

詳細はこちら

こちらはソフトバンクのアソシエイト職の募集です。

営業や企画、人事部など、社内の様々な部署においてパソコンを使用した事務アシスタント業務を担当することになります。

アソシエイト職なので、入社時点での給与は高くはありませんが、その分応募資格のハードルも低くなっています。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

マイナビパートナーズ

【求人情報】

詳細はこちら

マイナビパートナーズは、マイナビグループの特例子会社です。

業務内容は、システム開発やそれらの管理や運営に関わる業務になります。

マイナビパートナーズは特例子会社なので、一般企業以上に障害への負担を抑えながら働けます。

特例子会社については、こちらの記事「特例子会社で働くメリット・デメリットと実際の求人例を紹介」にて詳しく解説しています。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

心臓病があると障害者雇用で働ける?

心臓病は、疾患や症状の重さによって、障害者手帳が取得できます。

【心臓障害の等級】

出典:障害者ハンドブック

心臓障害の認定基準は細かく設定されているため、自分が取得対象になるかは主治医への確認が必要です。

上記の条件に該当し、障害者手帳を取得することで、障害者雇用での就労が可能になります。

障害者雇用については、こちらの記事『「障害者枠はデメリットしかないからやめとけ」は嘘!障害者雇用のメリットを徹底解説』にて詳しく解説しています。

心臓に負担をかけずに働ける職場に転職する方法

最後に、心臓に負担をかけずに働ける職場に転職する方法について解説します。

障害者雇用専門の転職エージェントを利用する

最もおすすめの方法が、障害者雇用専門の転職エージェントを利用することです。

転職エージェントは、その名の通り、転職活動全般のサポートをしてくれるサービスです。

転職エージェントは多数ありますが、その中でも障害者雇用専門の転職エージェントを利用しましょう。こちらでは、障害者枠の求人の紹介をはじめ、面接での障害の伝え方や、転職後の就労サポートなど、障害者雇用での就労に特化したサポートを受けられます。

転職エージェントは、全てのサービスを無料で受けられる点も大きなメリットです。

就労移行支援やハローワークを利用する

転職エージェント以外にも、就労移行支援やハローワークでも転職支援を受けられます。

就労移行支援は、障害者を対象とした就労支援施設で、転職に必要なスキル(事務スキル、プログラミングなど)を学びながら、転職活動を行えます。

未経験の職種に転職したい人には、特におすすめの支援施設です。

就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

ハローワークは、求人の紹介がメインのサービスではありますが、転職活動に関する相談も可能です。

就労継続支援や障害者向けサテライトオフィスで就労する

一般企業での障害者雇用以外にも、働き方の選択肢はあります。

就労継続支援は、企業での一般就労が難しい人を対象とした就労施設で、体への負担が少ない業務を、より適切な配慮を受けながら行えます。

就労継続支援には、A型とB型の2種類があり、A型の方がB型と比較して障害の程度が軽い人を対象としています。

就労継続支援A型については、こちらの記事「就労継続支援A型とは?手取り額やB型との違い・仕事内容を徹底解説!」B型については、こちらの記事「就労継続支援B型はどんな人におすすめ?作業内容や工賃を徹底解説!」にて詳しく解説しています。

障害者向けサテライトオフィスは、一般企業の社員として、障害に関する専門スタッフが常駐するオフィスで業務を行う形式の就労スタイルです。

サテライトオフィスでは、複数の企業の社員が働いていますが、各企業ごとにブースや部屋が分かれており、トイレや休憩スペースなどは共用となります。

サテライトオフィスには、支援員が常駐しているため、体調を崩したり何か不安なことがあったりした場合にはすぐに相談できる環境になっています。

障害者向けサテライトオフィスについては、こちらの記事「障害者向けサテライトオフィスとは?働き方やメリット・デメリットを解説!」にて詳しく解説しています。

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