【適応障害】向いてる仕事・実際の求人・転職ポイントを紹介

適応障害 仕事

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適応障害は、精神障害の一種で強いストレスが原因となり発症します。最近では、芸能人が発症する例も多く見かけるようになりました。

適応障害は仕事のストレスが原因となることが多いため、悪化を防ぎ改善するためには自分に向いてる仕事、向いてる働き方を選ぶことが大切です。

本記事では、適応障害の方にとって向いてる仕事の求人例や適職への転職方法について解説します。

適応障害とは

まずは適応障害について解説します。

適応障害の特性

適応障害は、特定の環境や状況によって、強いストレスがかかることで発症する障害です。

精神面や行動面に影響が出るため、社会活動に制限が発生します。

また原因の特定がしやすい障害であるため、その原因となっているものを避ける、離れることが推奨されています。

もし仕事や職場環境が原因なのであれば、休職もしくは退職することが悪化を防ぐ上で重要になります。

適応障害が仕事に与える影響

適応障害の症状例としては、緊張や恐怖心、思考力や集中力の低下といった精神的なものや動悸や発汗、不眠といった身体的なものなどが挙げられます。

またこのほかにも他者に対して攻撃的になったり、自暴自棄になったりしてしまうことも。  

これらの症状により、仕事に対して下記のような影響が出る可能性があります。

また上記のような状況が続くと、結果として仕事に対する恐怖心が生まれてしまうこともあります。

適応障害に向いてる仕事

続いて、適応障害に向いてる仕事について解説します。

適応障害に向いてる仕事の条件

適応障害を持ちながら働くためには、適応障害の特性に適した仕事を選ぶことが重要です。

【適応障害の方に向いてる仕事の条件】

上記の条件を満たせる職種や環境の整った職場を選ぶことが重要です。

適応障害に向いてる仕事の種類

適応障害の方に向いてる仕事について、具体的な職種を紹介します。

一般事務

一般事務職は、データ入力や資料作成、営業サポートなど、業務内容の幅が広い職種です。

この幅広い業務から、自分に適した業務を選び担当することで、精神的にも身体的にも負担を軽減できます。

また事務職は営業や接客業などと比べると、業務スピードが緩やかなケースが多いため、自分のペースで仕事に取り組めます。

上記のように、各部署ごとに事務職のポジションがあるため、自分の適性を考えたうえで仕事を選びましょう。

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニア(SE)から指示されたプログラムを書く仕事です。

常にやるべきことが明確になっているため、安心した状態で自分の作業に集中できます。 またプログラマーとして経験を積むことで、システムエンジニアやwebエンジニアへのキャリアアップも可能です。

しかし、知識ゼロの状態でプログラマー職に就くことは困難なため、プログラマーを目指したい方は職業訓練校で必要な知識を身につけてから転職を目指しましょう。

未経験からプログラマーになる方法についてはこちらの記事「障害者のためのプログラミング訓練を活用してエンジニアになる方法」にて詳しく解説しています。

Webデザイナー

Webデザイナーは、WebサイトやWeb広告のデザインやコーディング業務を担当する仕事です。

Webデザイナーもプログラマーと同様に、自分の作業に集中しやすい仕事です。

ただし、プログラマーと違う点として、デザインの内容は自分自身で考える場合が多いため、自らデザインをすることが好きであることが、Webデザイナーとして活動する条件のひとつであると言えます。

Webデザイナーとして活動するためには、Webデザインの知識や一定の経験が必要なため、未経験の方は就労移行支援や民間スクールでスキルを身につけ、経験を積みましょう。

就労移行支援についてはこちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて解説しています。

軽作業

軽作業は、ピッキングや検品など、単純作業を担当する仕事です。

作業内容は簡単で、スピードを求められることも少ないため、適応障害の方に向いてる仕事と言えます。

ただし、基本的に毎日同じ仕事を繰り返すことになるので、繰り返しの作業がストレスになるという方にはおすすめできません。

適応障害に向いてない仕事

適応障害の方に向いてない仕事も一定数存在します。

自分にとってストレスがかかる仕事

適応障害の一番の敵はストレスです。

そのため、自分にとってストレスがかかるような仕事は避けるべきです。

例えば、対人関係が苦手なのであれば、接客業や営業職などは、常に他人とのコミュニケーションが求められるため、向いていない仕事と言えます。

ストレスがかかる仕事を避けるためには、まず自分にとって何がストレスになるのかを把握する必要があります。過去のことを振り返り、自分は何が苦手なのか、どういったことを辛いと感じるか、などについて考えてみましょう。

重い責任やプレッシャーがかかる仕事

過度な責任やプレッシャーは、誰にとってもストレスになります。

特に管理職は、部下の責任まで引き受ける必要があり、周りに頼ることも難しいケースが多くあります。そのため自分一人でストレスを抱えなければいけない状況になりやすい職種であると言えます。

また医療職のようにミスができない仕事も、常にプレッシャーによる精神的な負担がかかるため、適応障害の方には向いていない仕事であると言えます。

【該当する仕事の例】

成績やノルマを求められる仕事

明確に成績が出たり、ノルマが課されるような仕事は、それを達成しなければいけないというプレッシャーが常にあります。

営業職では、ノルマ以外にも、取引先に無理を言われて会社と板挟みになるといったこともあるため、プレッシャーのかかりやすい仕事であると言えます。

【該当する仕事】

適応障害の方におすすめの求人

障害者雇用バンクに掲載されている、適応障害の方におすすめの求人を紹介します。

大塚商会

【求人情報】

詳細はこちら

こちらは大塚商会の求人です。複数ある業務の中から、適性を考えたうえで業務が割り振られます。そのため、苦手な業務を避けることができ、仕事のストレスを軽減できます。

大塚商会についてはこちらの記事『「成果を正当に評価する会社なんです」——大塚商会・土谷知子さんに聞く、障害の有無に関係ない評価制度』にて詳しくお話を伺っています。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

楽天ソシオビジネス

【求人情報】

詳細はこちら

楽天ソシオビジネスは、楽天グループの特例子会社です。こちらはWeb制作業務の求人で、楽天が運営する各種サービスのデザイン業務に携われます。

Webデザインの経験が豊富な方を対象とした求人のため、採用ハードルは高めに設定されています。

楽天ソシオビジネスは、Webデザイン以外にも、事務職など他の職種も積極的に募集を行っているため、Webデザイン以外の仕事を希望する方はこちらからご確認ください。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

ソフトバンク

【求人情報】

詳細はこちら

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

サテライトオフィス求人

【求人情報】

こちらは、「障害者向けサテライトオフィス エラビバ」の求人です。

障害者向けサテライトオフィスは、複数の企業が利用しているオフィスで仕事をする働き方です。

障害者向けサテライトオフィスには、障害に関する専門知識を持ったスタッフが常駐しているため、困ったことがあった場合にすぐ相談できる環境があります。

興味がある方はぜひこちらからご応募してみてください。

障害者向けサテライトオフィスについてはこちらの記事「障害者向けサテライトオフィスとは?働き方やメリット・デメリットを解説!」にて詳しく解説しています。

適応障害は障害者雇用の対象?

適応障害の方は障害者雇用で働くことが望ましいですが、そのためには障害者手帳の取得が必要です。

しかし適応障害はほかの精神障害とは異なり、一時的な症状であることが多いため、障害者手帳が取得できるとは限りません。

障害者雇用で働きたい場合は、まずは主治医に障害者手帳の取得について相談しましょう。

障害者手帳についてはこちらの記事「障害者手帳の等級の違いを表で説明!取得方法やメリットも解説」にて詳しく解説しています。

適応障害の方におすすめの働き方

ストレスを避けて働くためには、職種だけでなく働き方も考えなければいけません。

障害者枠で働く

障害者枠で雇用されると、障害に対する合理的な配慮を受けながら働けます。

たとえば、業務内容の調整、勤務時間の短縮、相談役の配置などが挙げられます。

適応障害を悪化させずに働くためには、職場の理解と協力が必要不可欠なため、障害者手帳が取得できた場合は、一般枠ではなく障害者枠での就労がおすすめです。

障害者枠についてはこちらの記事『「障害者枠はデメリットしかないからやめとけ」は嘘!障害者雇用のメリットを徹底解説』にて詳しく解説しています。

特例子会社で働く

特例子会社は、大手企業が障害者の雇用を促進するために設立した子会社のことです。

先ほど紹介した楽天以外にも、マイナビや博報堂など、数多くの特例子会社が運営されています。

特例子会社は、障害者を雇用することを前提として設立されているため、障害者枠以上に障害に対する手厚い配慮が受けられます。

特例子会社についてはこちらの記事「特例子会社で働くメリット・デメリットと実際の求人例を紹介」にて詳しく解説しています。

障害者向けサテライトオフィスで働く

障害者向けサテライトオフィスは、障害に関する専門知識を持ったスタッフが常駐しているオフィスです。

障害者向けサテライトオフィスで働くためには、サテライトオフィスと契約している企業に就職する必要があります。

サテライトオフィスでは、自分に合わせた働きやすい環境を提供してもらえるため、よりストレスを避けたい方におすすめの働き方です。

障害者向けサテライトオフィスについてはこちらの記事「障害者向けサテライトオフィスとは?働き方やメリット・デメリットを解説!」にて詳しく解説しています。

適応障害で仕事が怖いと感じたら

適応障害の原因が、仕事や職場だった場合、働くことへの恐怖心が生まれてしまう場合があります。

そういった場合は、無理をせず、まずは発症の原因である仕事から距離を置きましょう。

その上で、具体的に何が原因になったのかを把握できるよう、当時の状況を分析しましょう。

原因を把握することで、どんな環境や仕事であれば怖がらずに働けるかについても分かり、恐怖心も払拭できるようになります。

焦って状況が改善することはないため、休職制度を活用したり医師に相談したりして、無理のないペースで状況の改善を目指しましょう。

向いてる仕事に転職するためには?

自分一人での転職活動は、心身への負担が大きくなるため、利用できるものは積極的に利用しましょう。

就労移行支援を活用する

就労移行支援は、障害者や難病を持った方を対象とした、就労支援施設です。

職業訓練校と近い施設で、就職に必要なスキルを学んだり、転職活動の支援を受けられたりします。

また就職後の定着支援にも力を入れているため、転職先の職場で困ったことがあった場合に頼ることができます。

就労移行支援についてはこちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて解説しています。

障害者雇用専門の転職エージェントを利用する

障害者雇用専門の転職エージェントでは、非公開求人を含む障害者枠の求人を紹介してもらえます。

またそれだけでなく、書類作成のサポートや面接練習など、転職活動全般のサポートを受けられます。

就労移行支援のように複雑な手続きが必要なく、また無料で利用できるため、転職活動を始める段階で登録し、積極的に利用しましょう。

現在の職場で仕事を続けるためには?

転職せず現在の職場で仕事を続けたい場合は、まずは休職をして、治療に専念しましょう。

そして職場から離れた状態で、自分にとって何がストレスだったのかを考えましょう。

ストレスの原因が業務内容だった場合は、そのまま復職すると再発する可能性が高いため、違う部署への異動が必要になります。

また、人間関係が原因の場合は、人事部や信頼できる社内の人間に相談しましょう。

適応障害は無理をしてしまうと、うつ病などの二次障害につながる可能性がある障害です。違和感を持ったら無理をせず、すぐに医者に相談しましょう。

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