アスペルガー症候群に向いてる仕事・おすすめ求人を紹介

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アスペルガー症候群は、発達障害の一種で、現在では一般的に自閉スペクトラム症と呼ばれています。

主に対人関係に関する特性が目立つ障害で、もちろん仕事への影響も少なくありません。

今回はこのアスペルガー症候群を持つ人が働く場合に考えるべきポイントやおすすめの求人について解説します。

アスペルガー症候群とは

まずはアスペルガー症候群について、具体的に解説します。

アスペルガー症候群は発達障害の一種

アスペルガー症候群は、AHDHや学習障害と同じ発達障害に分類される障害です。これまで、自閉症、広汎性発達障害など、複数の呼称がありましたが、現在ではアスペルガー症候群とこれらをまとめて、自閉スペクトラム症(ASD)と呼ばれています。

アスペルガー症候群は、複数の遺伝要因が関係して発症する先天的な障害で、現在は100人に1人が発症しているとされています。

根本的な治療をすることはできない障害とされているため、早い段階から、個人の特性に合わせて療育、教育的なサポートを行うことが重要とされています。

出典:e-ヘルスネット

アスペルガー症候群の障害特性

続いて、アスペルガー症候群の障害特性について、それぞれ解説します。

対人関係で問題が生じる

アスペルガー症候群の代表的な障害特性の1つが、対人関係でトラブルを起こしやすいという点です。

言われたことをそのままの意味で受け取ってしまったり、相手の立場に立って物事を考えたりすることができなかったりすることが、コミュニケーションでトラブルを引き起こしやすい要因とされています。

またほかにも、

といった行動も苦手としていることが少なくありません。

独自のこだわりを持っている

自分の行動に対して強いこだわりを持ってしまうことも、アスペルガー症候群の代表的な障害特性です。

【こだわり行動の例】

そのため、自分のこだわりから外れている行動を拒否してしまったり、ルールを破ってしまったりということもあります。

しかしその分、自分の得意分野や興味関心があることに対しては、高い集中力や記憶力を発揮できる場合もあります。

出典:Brain clinic

アスペルガー症候群が仕事に与える影響

アスペルガー症候群の障害特性は、仕事へも大きな影響を与えます。

対人関係の問題による仕事への影響

仕事上では様々な場面でコミュニケーション能力が求められるため、対人関係が重要とされる職種での就労は難しいケースがあります。

【不向きな職種例】

また上記以外の仕事でも、業務上、周囲の人との協力が求められる仕事は多いため、周囲の理解がないことでトラブルを起こしたり職場で孤立したりすることも少なくありません。

こだわりによる仕事への影響

基本的に企業で仕事をする際には、職種にもよりますが、仕事の手順や進め方がある程度決められていて、その手順に従って仕事を進めることを求められるケースが多くあります。

そのような場合、自分のこだわりが会社のルールに合わないとストレスになったり、そもそも業務をルール通り遂行できなくなってしまったりすることがあります。 自分が持つこだわりが原因で、上司や同僚などと、対人関係のトラブルが起こることもあり、また自分のやり方を遵守する傾向が強いため急な予定変更や臨機応変な対応を求められると混乱してしまうことも考えられます。

一方で、自分の興味関心がある分野やこだわりに当てはまる業務に対しては、高い集中力を発揮することもあります。

特に研究職やプログラミング、クリエイティブな職種などで働いているアスペルガー症候群の人の中には、周りの人以上に大きな成果を出す人もいます。

アスペルガー症候群の人に向いてる仕事

続いて、アスペルガー症候群の人が仕事を選ぶときに注意するべき点について、具体的に解説します。

アスペルガー症候群の人に向いてる仕事とは

対人関係や独自のこだわりの影響が少ない仕事を選ぶことが大切です。

そのため、チームではなく個人で行う仕事や、自分の興味関心がある仕事、高い集中力を活かせる単純作業がおすすめです。

反対に、臨機応変な対応が求められる仕事や、他人との連携が必須になる仕事は向いていない可能性があるため、選択肢から外すことを検討しましょう。

アスペルガー症候群の人に向いてる仕事とは

アスペルガーの人に向いてる職種としては、

が挙げられます。上記の仕事は、自分の作業に集中できることや、コミュニケーション能力を求められることが少ない傾向にあるため、アスペルガー症候群の人に向いてる仕事と言えます。

しかしながらアスペルガー症候群の人は、自分の興味関心にあった仕事を選ぶことが最重要であるため、上記の仕事が合わないケースもあり、反対に上記の職種以外の仕事で本領を発揮できることもあります。

アスペルガー症候群の人が無理なく働くためには

アスペルガー症候群の人が、障害を持ちながら無理なく働くために大切なポイントを解説します。

自分がやりたいと思う仕事を選ぶ

アスペルガー症候群の人が働くためには、自分に合った職種を選ぶことが重要です。

そのためには、自分が好きなことや得意なこと、苦手なことややりたくない仕事を自分自身が理解する必要があります。

主治医や家族に相談したり、自己分析を行って、自分がやりたい仕事を探してみましょう。

自分で求人を探したり自己分析をするのが大変な場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントでは、転職アドバイザーが求職者の特性をしっかりとヒアリングした上で求人を紹介してくれるだけでなく、一般公開されていない非公開求人も豊富なため、やりたい仕事に出会える可能性が高くなります。

また、自己分析も無料でサポートしてくれるなど、転職活動での面倒な手間が省けるため、積極的に利用するようにしましょう。

職場へ障害の理解を求める

アスペルガー症候群の障害特性は、周囲の理解がないとトラブルに発展したり、職場で孤立したりすることにも繋がることがあります。

そのため、一緒に働く人に自分の障害について知っておいてもらうことが大切です。

特に直属の上司や、普段から仕事で頻繁にやり取りをする人には、自分の障害について説明し、自分ができないことや苦手なことについて、理解を得る努力をしましょう。

支援機関やサービスを活用する

自分1人の力だけで、自分に合った仕事を探すことは簡単ではありません。そのため、就労移行支援や、障害者雇用専門の転職エージェントの活用がおすすめです。

就労移行支援事業所は、事務職で活かせるPC操作やプログラミングなど、一般就労で活用できるスキルを学びながら転職活動が行える支援施設です。

就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

障害者雇用専門の転職エージェントは、障害者雇用の専門知識を持った転職アドバイザーが専属でつき、求人紹介や自己分析の作成支援など、転職活動に必要なあらゆるサポートを行なってくれます。一般公開されていない非公開求人の紹介を受けられるのも、転職エージェントを利用するメリットの1つです。

転職エージェントは全てのサービスを無料で受けられるため、転職活動を開始するタイミングでの登録がおすすめです。

一般企業以外の働き方を検討する

アスペルガー症候群のように、特定の障害を持っている場合、働き方にもいくつかの選択肢があります。代表的なものとしては、一般企業の障害者雇用での就労がありますが、他にも下記の働き方があります。

それぞれ、一般企業の障害者雇用で就労する以上に、徹底した障害への配慮を受けながら働けます。

自分の障害について、まだ理解が不十分と感じる人や、企業での就労に大きな不安がある人の場合、上記の働き方も選択肢に入れてみましょう。

アスペルガー症候群の人におすすめの求人

SHIFT

【求人情報】

詳細はこちら

こちらは、株式会社SHIFTのWeb・アプリテストエンジニアの求人です。

ソフトウェアやアプリの、テストの実行やバグを探すことが主な業務になります。集中力が求められる業務なので、この分野に興味関心がある人であれば、大きな成果を出せる可能性が高い求人です。

しかし、もし業務中に困ったことがあった場合に、自分からそれを申告できることが応募条件に含まれているため、もし応募する場合はその点を理解しておきましょう。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

ユナイテッドアローズ

【求人情報】

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こちらはアパレル企業ユナイテッドアローズの事務職の求人です。

業務内容は、データ入力や資料作成など、配属部署にて発生する事務業務の中から、適性を考えた上で決定されます。

業務内容の幅が広いため、その中から自分の力が特に発揮できるものを探すことが可能です。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

マイナビパートナーズ

【求人情報】

詳細はこちら

こちらは、マイナビグループの特例子会社であるマイナビパートナーズのクリエイティブ職の求人です。

先ほども触れたように、特例子会社では業務内容の調整やコミュニケーションのサポートなど、障害への手厚い配慮を受けながら働けます。

またこちらの求人は、デザインや動画編集などの業務を幅広く経験できるため、クリエイティブ職に興味がある人に特におすすめの求人です。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

アスペルガー症候群の人は障害者雇用で働ける?

記事の冒頭でも解説したように、アスペルガー症候群は発達障害に該当するため、障害者手帳を取得できます。

障害者手帳は3種類あり、アスペルガー症候群の場合は精神障害者保健福祉手帳が支給されます。また等級も1級〜3級の3つに分類されており、障害の程度により該当する等級の障害者手帳が支給されます。

そして障害者手帳を所有していると、障害者雇用で就労する権利が得られます。もちろん障害者手帳を持っていたとしても、一般雇用で働くことは可能ですが、一般雇用での就労の場合、障害に対する配慮を受けながら働くことは難しくなります。

そのため、障害者手帳を所有している場合は、基本的に障害者雇用での就労がおすすめです。

障害者雇用については、こちらの記事『「障害者枠はデメリットしかないからやめとけ」は嘘!障害者雇用のメリットを徹底解説』にて詳しく解説しています。

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