精神障害者でも働ける仕事とは?おすすめ求人や仕事の探し方を紹介

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精神障害には、多数の種類がありますが、仕事への影響が出るものがほとんどです。そのため、無理なく働くためには、自分に合った仕事を選ぶことが必要不可欠です。

今回は、精神障害の人に向いてる仕事について、具体的に解説します。

精神障害とは?

まずは精神障害について、具体的に解説します。

精神障害とはどんな障害?

精神障害とは、脳の器質的変化もしくは機能的障害により、精神症状や身体症状、行動の変化が発生し、社会生活や日常生活への影響が出る状態のことを指します。

精神障害の原因としては、下記が挙げられます。

上記がいずれかが、影響を与え合うことで発症すると考えられています。

精神障害は、見た目ではわからない障害であるため、周りからの理解が得られにくかったり、自分でも発症していることに気づかないケースもあります。

出典:MSDマニュアル厚生労働省公式サイト

精神病の種類

精神障害は、いくつかの障害に分類されます。

出典:厚生労働省公式サイト

統合失調症

統合失調症は、100人に1人がかかる病気と言われています。

具体的な症状としては、幻覚や幻聴、思考障害、記憶力や判断力の低下などが挙げられます。

また被害妄想も、統合失調症の症状の1つとされています。

気分障害(うつ・躁うつ)

気分障害は大きく分けて、うつ病と躁うつ病の2つに分類されます。気分の落ち込みや意欲の低下といった症状のみがある場合は、うつ病に該当します。

これに合わせて、異常な気分の高揚や過度な浪費、怒りやすくなるといった躁の症状も発症する場合は、躁うつに該当します。また躁うつは、双極性障害とも呼ばれます。

躁うつについては、こちらの記事「【双極性障害】躁鬱の人に向いてる仕事とおすすめ求人を紹介」にて詳しく解説しています。

てんかん

てんかんは脳の神経細胞が過剰に反応し、それにより身体的な発作が起きる障害です。

症状は意識を失う全般発作と、体の一部に症状が出る焦点発作の2種類があります。

【具体的な症状例】

てんかんについては、こちらの記事「【てんかんのある方】おすすめの仕事・実際の求人・就職のコツを紹介」にて詳しく解説しています。

適応障害

適応障害の症状としては、緊張や恐怖心、思考力や集中力の低下といった精神的なものと動悸や発汗、不眠といった身体的なものがそれぞれ挙げられます。

適応障害は、特定の環境によるストレスが主な発症原因となるため、原因の特定がしやすい障害でもあります。

適応障害については、こちらの記事「【適応障害】向いてる仕事・実際の求人・転職ポイントを紹介」にて詳しく解説しています。

パーソナリティ障害

パーソナリティ障害は、具体的な症状によって10種類に分類されます。

代表的なものとしては、回避性パーソナリティ障害や強迫性パーソナリティ障害が挙げられます。

それぞれのパーソナリティ障害に共通するものとしては、他人とのコミュニケーションに問題が生じたり、ストレスへの対処がうまくできなかったりすることが挙げられます。

回避性パーソナリティ障害については、こちらの記事「【回避性パーソナリティ障害】向いてる仕事と求人例を紹介」にて詳しく解説しています。

精神障害が仕事に与える影響

精神障害は、仕事へも影響を与えます。

精神障害が仕事に与える影響とは

精神障害は該当する障害によって症状は様々あるので、ひとくくりにすることはできませんが、仕事に悪影響が出る症状は少なくありません。

ストレスがかかる仕事ができない

精神障害は、ストレスが症状悪化の原因になる場合が多いです。そのため、ストレスがかかる仕事を避ける必要があります。

たとえば、管理職や売り上げの成績がわかりやすい営業職のようなプレッシャーがかかりやすい仕事や、コールセンターや接客業など、クレームを受ける可能性がある仕事などはおすすめできません。

体調の悪化によって突発的な休みや早退になることがある

精神障害は、朝起きられなくなったり、急にパニック症状を発生したりなど、突発的に症状が悪化することがあり、その場合は仕事を継続できなくなってしまいます。

こういった症状をコントロールすることが難しいため、突発的に仕事を休むことにも繋がります。

代表的な精神障害ごとの仕事上の困難

各精神障害ごとに、仕事上の困難が発生する場合があります。

統合失調症・パーソナリティ障害

統合失調症とパーソナリティ障害は、他人とのコミュニケーションに影響が出る症状が多くあります。

そのため、社内でのコミュニケーションがうまくいかず、トラブルを起こしてしまうことがあります。

また、コミュニケーション能力が求められる仕事(接客業や営業など)は困難とされています。

気分障害

うつ症状が強い場合だと、仕事への意欲がなくなってしまったり、出社できなくなってしまったりなど、そもそも仕事をすること自体が難しくなってしまいます。

また、躁状態の場合だと、冷静な判断ができなくなったり、周りの人へ攻撃的になってしまったりなど、正常な業務遂行への悪影響が出ます。

てんかん

てんかんは、突発的に症状が出るため、職種や働ける環境が制限されます。

運転が必要な仕事や、現場仕事などは、症状が出た時に危険が発生するため、これらの仕事は選択することができません。

精神障害でも働ける・続けやすい仕事

精神障害のある方でも働ける・続けやすい仕事は、事務職・プログラマー・SE・Webデザイナー・軽作業、データ入力などの仕事です。

精神障害の人に向いてる仕事の条件としては、

が挙げられます。

プレッシャーが少ないことで、仕事によるストレスを軽減できます。そして、周りのサポートが受けやすい仕事や時間の調整がしやすい仕事を選ぶことで、体調を崩した時に無理をする必要がなくなります。

精神障害者にはアルバイトもおすすめ

アルバイトは、正社員雇用と比較すると、プレッシャーが少なく、労働時間も調整しやすくなります。

正社員より給与が低かったり、キャリアアップが難しかったり、アルバイトのデメリットもありますが、体調が不安定な人やすぐにフルタイムで働くことが不安な方には、アルバイトで働くという選択肢もあります。

アルバイトの求人は、事務職や軽作業・清掃の仕事が中心になります。

また、アルバイトと近い働き方の就労継続支援A型もおすすめです。就労継続支援では、障害に徹底した配慮を受けながら働けます。

またA型は時給制で最低賃金が保障されているため、アルバイトと同額程度の給料を受け取れます。

就労継続支援A型については、こちらの記事「就労継続支援A型とは?手取り額やB型との違い・仕事内容を徹底解説!」にて詳しく解説しています。

精神障害者におすすめの求人

精神障害の人におすすめの求人を紹介します。

大塚商会

【求人情報】

詳細はこちら

こちらは大塚商会の営業事務の求人です。

見積書や注文書など、営業部が必要とする資料の作成が主な業務内容です。

応募資格のハードルが低く、その上で給与が一般雇用と同額程度受け取れる点もこの求人の特徴です。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

マイナビパートナーズ

【求人情報】

詳細はこちら

こちらはマイナビパートナーズの事務職の求人です。

業務内容は比較的軽負荷のものが多く、応募条件のハードルも低いため、働くことに慣れていない方や、体調に不安な方におすすめの求人です。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

freee

【求人情報】

詳細はこちら

こちらはfreee株式会社のデータ入力の求人です。

パート勤務になるため、自分が無理なく働ける時間で勤務時間を調整できます。また在宅勤務が可能なため、通勤によるストレスや負担も軽減できます。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

精神障害は障害者枠で働ける?

精神障害を発症し、精神障害者保健福祉手帳を取得すると、障害者枠で働けるようになります。

精神障害者手帳は、障害の重さにより、1~3級の3つに分類されます。

障害の等級については、障害の種類ごとにも判断が異なります。今回は統合失調症を例にしてみます。

障害者枠では、障害に対する配慮を受けながら働けるため、働くことによる障害への負担を軽減できます。障害者枠については、こちらの記事「障害者枠はデメリットしかないからやめとけ」は嘘!障害者雇用のメリットを徹底解説「障害者枠はデメリットしかないからやめとけ」は嘘!障害者雇用のメリットを徹底解説」にて詳しく解説しています。

出典:厚生労働省公式サイト

精神障害者でも続けやすい仕事に転職する方法

最後に、精神障害のある方が続けやすい仕事に転職する方法を解説します。

障害者向け転職エージェントを活用する

最もおすすめなのが、障害者向け転職エージェントを活用した転職活動です。

転職エージェントでは、自分の障害や経歴にあった求人の紹介を受けられます。また一般には公開されていない非公開求人を紹介してくれることもあるため、転職先の選択肢を広げられます。

また、面接の練習や履歴書添削など、内定を獲得するための徹底したサポートを無料で受けることができます。

転職エージェントは、全てのサービスを無料で受けられる点も大きなメリットです。

就労移行支援事業所を利用する

仕事で活かせるスキルに自信がない方には、就労移行支援事業所もおすすめです。

就労移行支援事業所では、PCスキルやプログラミングといった実務スキルや、ビジネスマナーといった、働く上で必要なことをカリキュラムに沿って学びながら転職活動が行えます。

就労移行支援には利用条件が定められており、公的な手続きも必要になるため、気軽な利用は難しいですが、実務スキルを身に着けてから転職したい方は検討してみましょう。

就労移行支援事業所については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

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