うつ病からの復職が怖い時!再発を防ぐポイントや向いてる仕事を解説

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一度、うつ病で休職や退職をしてしまうと、再度仕事をする時に恐怖心が生まれてしまうこともあるかと思います。

こちらの記事では、うつ病の人が復職するまでの流れや、注意点を解説します。

うつ病の人が復職するための流れ

まず、うつ病の人が復職するまでの一般的な流れを解説します。

1.うつ病と向き合う

復職をするためには、まずうつ病と向き合い、自分の障害について理解することが必要です。

うつ病を受け入れないまま無理して復職しても、より症状を悪化させてしまう可能性があります。

そうならないために、時間をかけてでもうつ病と向き合うことが大切です。

主治医や家族、友人の手助けをもらいながら、発症原因や現在の症状を正しく理解することが復職への第一歩になります。

2.復職に向けて生活習慣を整える

うつ病の症状が落ち着き、復職する自信が出てきたらまずは主治医に相談します。

復職の許可が出た場合は、本格的に復職の準備を行いましょう。ここで言う復職の準備とは、事務的な話ではなく心身の準備の話です。

復職後に安定して勤務するためには、生活習慣を整えたり、他人とのコミュニケーションに慣れておくなど、適切な準備が必要です。

【復職に向けた生活習慣の例】

一般就労を継続するためには、上記の習慣が必要になるため、日々のルーティーンとして実行し、慣れておくようにしましょう。

最初から全部をやろうとすると心身への負担になってしまうため、焦らずできる範囲のことから始めていくことが大切です。

3.職場復帰もしくは転職活動をする

主治医からの許可が出て、心の準備が整ったら本格的に復職を目指しましょう。

休職をしていたか退職しているかで流れが異なるため、それぞれ解説します。

元の職場へ復職する場合

休職していて元の職場への復職をする場合は、まず復職診断書を提出し、会社側へ復職の希望を伝えましょう。

そして職場側や主治医と相談しながら、復職時期を決めて、復職という流れになります。

転職を希望する場合

退職していた場合や休職中の職場からの転職を希望する場合は、転職活動を行いましょう。

自分1人で転職活動を行うのは、求人探しや面接対策などすべてを自分自身でやらなければならず負担も大きいため、転職支援サービスや、転職支援機関の利用がおすすめです。

【転職支援サービス・機関】

就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』ハローワークについては、こちらの記事「ハローワークの障害者求人を紹介!良い求人に出会うコツは?」にて、それぞれ詳しく解説しています。

また、私たち障害者雇用バンクでは、就労移行支援事業所「エラビバ就労支援」を運営しています。関東で就労移行支援事業所をお探しの場合は、ぜひ無料見学にお越しください。

復職の怖さを軽減するポイント

続いて、復職するときの恐怖心を軽減するためのポイントを解説します。

うつ病の人に向いてる仕事を選ぶ

まず重要なのが、うつ病の人に向いてる仕事を選ぶことです。

向いてる仕事を選ぶことで、仕事による心身への負担を軽減できます。

うつ病の人に向いてる仕事のポイントは以下の通りです。

うつ病の人は、作業ペースが落ちる傾向にあり、また仕事をせかされることによるストレスも悪影響になるため自分のペースでできる仕事を選びましょう。

他人とのコミュニケーションを避けるようになるという症状もうつ病にはあるため、自分の作業だけに集中できるような仕事を選ぶことも大切です。

また、責任が重い仕事やミスができない仕事のように、プレッシャーがかかる仕事は、うつ病の症状の再発につながる可能性もあるため、避けるようにしましょう。

上記に該当する職種は以下の通りです。

一般事務やデータ入力は、周りのサポートが受けやすく、作業スピードを求められない傾向にあるため、うつ病の人でも安心して働けます。

また、プログラマーやSE、Webデザイナーは、打ち合わせによるコミュニケーションは求められますが、自分だけで作業を進めることがしやすいため、コミュニケーションが負担になるという人にもおすすめです。 うつ病の人に向いてる仕事については、こちらの記事「うつ病の人に向いてる仕事・実際の求人おすすめ4選!」にて詳しく解説しています。

障害に理解がある職場を選ぶ

復職先を選ぶときは、職種だけでなく職場環境も重要な判断基準です。

障害に理解のある職場を選ぶことで、困った時にすぐ相談できたり、体調が悪くなった時に適切な対応をしてくれたりなど。働く上での不安を解消できます。

過去の障害者の離職率や面接時の雰囲気などから、障害に理解がある職場であるかどうかを確認してから入社を決めましょう。

焦らずに復職先を選ぶ

上の2つで解説したような仕事、職場に転職するためには、焦らず慎重に転職活動を進める必要があります。

しばらくうつ病で休養していると、金銭的な理由やキャリアの観点から焦りが出てくることもあります。

しかし、その焦りによって少しでも早く転職先を決めようとしてしまうと、自分に合わない職場を選んでしまう可能性が高くなります。

そのため、転職後のことを考えて転職先を徹底的に吟味して選ぶことが大切です。

うつ病の人におすすめの求人3選

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こちらは大塚商会の営業事務の求人です。

業務内容は、営業部のサポートで、書類作成が中心。自分のペースでの業務が可能です。

応募資格も基本的なパソコン操作ができれば満たせるため、実務経験が少ない人にもおすすめの求人です。

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リンクレア

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クライアントの受注案件の情報システム開発における用件定義や設計、製造、テスト業務、さらに社内業務システムの保守やメンテナンス業務など、システムエンジニアとして多くの業務を経験できます。

上で紹介した大塚商会の求人と比較すると、応募条件のハードルは低くありませんが、エンジニアとしてのキャリアアップが目指せる求人です。

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LAVA International

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こちらは、LAVA Internationalが募集しているWebデザイナーの求人です。

バナー作成やメインビジュアル作成など、同社で必要になるWebデザイン業務全般を担当できます。

こちらも上の求人と同様に経験が必要ですが、その分キャリアアップを目指せます。

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復職後にうつ病の再発を防ぐポイント

続いて、復職後にうつ病の再発を防ぐポイントを解説します。

出典:たわらクリニックLITALICOワークス

絶対に無理をしない

うつ病の再発を防ぐためには、まず無理をしないことが必要不可欠です。

せっかく復職したからといって、長時間残業をしてしまったり、自分が苦手な仕事を断らずに請け負ったりしてしまうと、心身への負担が大きくなってしまいます。

無理をした結果、再び体調を崩してしまうと、働くことへの恐怖心がどんどん大きくなってしまいます。

そのため、仕事よりも自分の健康を優先することを心がけて、無理のない働き方をすることが大切です。

相談できる環境を作る

困った時や辛い時に相談できる環境を職場とプライベートそれぞれに作ることも大切です。

職場の上司や同僚など、職場に気軽に相談できる相手がいることで、業務内容や働き方で悩みがある時に、すぐに相談してサポートを受けることができます。人からのサポートを受けることで、自分1人で無理をしてしまうことを防ぐことができます。

また家族や友人など、プライベートで相談できる相手がいれば、気持ちが落ち込んでしまった時や辛い時、職場では相談しづらいことがあった時でも話を聞いてもらうことができるため、心の負担を軽減することができます。

抱え込むことは、うつ病の再発の原因になるため、相談できる環境を作るようにしましょう。

定期通院を辞めない

働き始めて忙しいから、もしくは体調が安定しているからといって、自己判断で通院をやめることは厳禁です。

定期的に専門家である主治医と話す機会があるだけで心理的な安心につながりますし、小さな不安でもすぐに相談して解消できます。

定期通院は、主治医から不要という判断が出るまで、必ず通うようにしましょう。

復職が不安な場合はリワーク制度を活用

リワーク制度とは、うつ病などが理由で休職している人が復職するためのリハビリとして利用できる制度です。

会社に通勤することを想定して、施設で復職に向けたさまざまな経験を積みます。プログラムの内容としては、以下のものが挙げられます。

リワーク制度は、下記の3つがあります。

実施機関 費用 対象 主な目的
医療リワーク 医療機関 健康保険 求職者 精神科治療再休職予防
職リハリワーク 障害者職業センター 労働保険 求職者事業主 支援プランに基づく支援
職場リワーク 企業内、EAPなど 企業負担 求職者 労働の可否の見極め

出典:一般社団法人 日本うつ病リワーク協会

給与や工賃を得たい場合は就労継続支援を活用

復職のためのリハビリをしながら給与や工賃を得たい場合は、就労継続支援で働くという選択肢もあります。

就労継続支援は、障害者や難病を持った人を対象とした就労施設です。体に負担をかけない範囲で作業を行い、働いた時間や作業量に応じて、給与や工賃を受け取れます。

就労継続支援にはA型とB型の二種類があり、それぞれの大きな違いとしては、雇用契約の有無があげられます。

A型は雇用契約を結ぶため、最低賃金が保障されます。それに対してB型は雇用契約を結ばないため最低賃金が保障されていませんが、その分体調に合わせてより柔軟な働き方が可能です。

就労継続支援については、こちらの記事「就労継続支援A型とは?手取り額やB型との違い・仕事内容を徹底解説!」「就労継続支援B型はどんな人におすすめ?作業内容や工賃を徹底解説!」でそれぞれ解説しています。

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