IgA腎症の 人に 向いてる 仕事とは?腎臓病の 人に おすすめの 求人を 紹介

IgA腎症や腎不全のような腎臓病を患うと、私生活だけでなく仕事への影響も出てしまいます。
そのため、自分の病状に合わせた仕事を選ぶことが重要です。
そこで今回は、腎臓病の人におすすめの仕事や転職するためのポイントについて解説します。
腎機能障害とは
まず、腎機能障害について解説します。
腎不全の症状
腎機能障害の代表的な病気として、腎不全が挙げられます。腎不全は、腎臓の機能が低下し、本来の役割を果たせなくなった状態のことを指します。
腎不全には、数日から数週間で発症する急性腎不全と、数年かけて発症する慢性腎不全があります。
【急性腎不全と慢性腎不全】
- 急性腎不全…治療で腎機能の早期回復が期待できます
- 慢性腎不全…治療で腎臓の機能を回復させることが難しいため、残っている腎臓の機能を維持することが基本になります
腎機能が低下すると、体内の老廃物が排出されず、そのまま放置してしまうと末期腎不全となり、透析治療や腎臓移植をしなければいけなくなります。
腎不全の症状は人によってさまざまで、初期段階だとそれらを自覚できない場合もあります。
【腎不全の症状】
- 尿の異常(色・回数)
- 息苦しさ
- むくみ
- 吐き気
- 貧血
- 高血圧
- 食欲不振
上記の中で、尿の異常は腎不全を発症しているすべての人に共通する症状です。
出典:森下記念病院 公式サイト
IgA腎症とは?
IgA腎症は、腎臓病の一種です。「IgA」は、免疫物質の一種で、喉などの粘膜に存在し、ウイルスなどから体を守ってくれます。
しかしこのIgAが血液中に塊を作ってしまうことがあります、そしてこの塊が、血流に乗って腎臓まで届き、炎症を起こしてしまった状態をIgA腎症と呼びます。
IgA腎症は、発症原因がまだ特定されていない病気で、国の指定難病として登録されています。完治させるための治療法も確立されていないため、症状が進行してしまうと治すことができません。そのため、尿検査による早期発見が非常に重要とされています。
成人発症のIgA腎症では、10年間で透析や移植が必要な末期腎不全に至る確率は15~20%、20年間で約40%弱となっています。
末期腎不全まで症状が進行してしまうと、透析治療や腎臓移植が必要になります。
出典:難病情報センター
透析治療とは
人工透析は、腎不全などにより機能が低下した場合に行う治療法です。
本来腎臓が担当している機能を人工的に代替し、不要な水分や老廃物を取り除き、血液を浄化します。
人工透析には、
- 血液透析
- 腹膜透析
の2種類の方法があります。
透析治療は、治療に時間がかかる点が特徴です。人工透析を行う場合は、週3日、そして1回あたり4~6時間ほどの時間がかかるため、生活への影響が大きい治療法です。
人工透析については、こちらの記事「透析しててもできる仕事は?人工透析と仕事を両立する方法」にて詳しく解説します。
腎機能障害による仕事への制限
腎機能障害を発症すると、体力が減少してしまいます。そのため、長時間労働や肉体労働、立ち仕事といった仕事はできなくなってしまいます。また、透析治療を行うためにはシャントと呼ばれる血管が必要になります。しかし力仕事などを行い、このシャントを圧迫してしまうと、透析治療ができなくなる危険があります。
免疫力も下がっているため、感染症に感染するリスクが人よりも高くなります。そのため、満員電車の乗車や、大人数のオフィスでの就労には、常に危険が伴ってしまいます。
透析治療が必要な場合は、働ける時間にも制限が生まれてしまいます。また、透析治療ができる病院は限られているため、勤務地も病院に合わせて選ぶ必要があります。
【腎機能障害による仕事への制限】
- 長時間労働NG
- 肉体労働NG
- 立ち仕事NG
- 働ける時間の制限
- 勤務地の制限
腎機能障害の人に向いてる仕事とは
腎機能障害の人に向いてる仕事について、解説します。
腎機能障害の人におすすめの職種
腎機能障害の人は、体力が減少してしまっているため、身体的な負担が少ないデスクワークの職種がおすすめです。
【おすすめの職種例】
- 一般事務
- 経理
- 人事
- 法務
- プログラマー・SE
- Webデザイナー
また、透析治療を行っている場合は時間の制限があるため、営業職のように社外の人と頻繁に打ち合わせなどをする職種は向いていません。
腎機能障害の人が無理なく働くためには
腎機能障害の人が、体に負担をかけずに働くために、考慮するべきポイントを解説します。
身体的に負担の少ない職種を選ぶ
体力が少ないことや、免疫力が下がっていることが多いため、上記で紹介したような身体的な負担が少ない職種が向いてます。
デスクワークであれば、体力に不安があっても無理のない範囲で働けますし、時間の調整もしやすいため、透析治療をしている人でも働ける場合が多くあります。
しかし、デスクワークは実務経験を求められることも多くあるので、後天的に腎機能障害を発症し、デスクワークの経験がない場合は、就労移行支援や職業訓練校の活用がおすすめです。
リモートワークができる職種を選ぶ
透析治療を行っている場合、治療時間が長く、透析治療ができる病院も多くないため、自宅で仕事をできる職種がおすすめです。
【リモートワークがしやすい職種例】
- 一般事務
- プログラマー・SE
- Webデザイナー
またリモートワークであれば、通勤の身体的な負担や感染症のリスクを軽減できます。
障害に理解のある企業を選ぶ
腎機能障害の人は、重いものを持ったり長時間の残業をしたりするのが難しいため、障害への理解を得ることが大切です。
特に透析治療を行っている場合は、企業側の協力が必要不可欠です。
腎機能障害は内部障害なので、周りから見ただけでは障害の状況がわかりません。そのため、自分から必要な配慮について説明し、理解してもらえるようにしましょう。
腎機能障害の人におすすめの求人
腎機能障害の人におすすめの求人を紹介します。
大塚商会
【求人情報】
- 職種:業務スタッフ(障害者枠)
- 雇用形態:正社員
- 業務内容:①電話対応②契約書・納品書・請求関連書類業務③請求・回収業務
- 給与・年収:220,000円〜240,900円
- 勤務地:東京本社もしくは各支社
- 応募資格:初級レベルのPCスキル
業務内容は電話対応や書類の確認作業などを中心に、営業部のサポートをするポジションです。
こちらの求人は、大塚商会の本社だけでなく、複数の支社でも募集があるため、自分の病院や自宅から通いやすい勤務地を選べます。
株式会社大塚商会の求人はこちらからご覧ください。
SHIFT
【求人情報】
- 職種:業務改善サポート(障害者枠)
- 雇用形態:正社員
- 業務内容:社内ツール・システム開発、庶務業務
- 給与・年収:180,000円〜300,000円
- 勤務地:東京本社
- 応募資格:開発エンジニアのご経験をお持ちの方、業務プロセスの改善や効率化などに携わりたい意欲をお持ちの方
こちらは株式会社SHIFTの業務改善サポートの求人です。
社内で利用するツールや、システムの開発と、その他の庶務業務を兼任するポジションです。
開発エンジニアの経験があることが応募条件になっているので、応募するハードルは若干高めですが、それをクリアできれば一般枠と同額程度の給与を受け取れます。
株式会社SHIFTの求人はこちらからご覧ください。
ユーザベース
【求人情報】
- 職種:データ入力(障害者枠)
- 雇用形態:正社員
- 業務内容:企業情報の入力作業、人物・人物異動情報の入力作業
- 給与・年収:250,000円
- 勤務地:自宅
- 応募資格:PCを使った入力作業が可能な方、ご自宅にインターネット環境のある方
こちらは株式会社ユーザベースの求人です。
社内で発生するデータ入力業務を担当するポジションです。
この求人は、完全在宅を選べるため、透析治療のために通勤が難しい方や、感染症が不安な方に特におすすめの求人です。
株式会社ユーザベースの求人はこちらからご覧ください。
腎機能障害の人は障害者雇用で働ける?
腎不全などを発症し、腎機能障害と認められた場合は、障害者雇用での就労が可能になります。
【障害等級の分類】
- 1級:腎臓の機能の障害により自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの
- 3級:腎臓の機能の障害により家庭内での日常生活活動が著しく制限されるもの
- 4級:腎臓の機能の障害により社会での日常生活活動が著しく制限されるもの
障害者雇用での就労の一番のメリットは、障害に対する適切な配慮を受けながら働ける点です。業務内容や通勤に関する問題について、無理なく働けるように配慮をしてもらえます。
障害者雇用については、こちらの記事「障害者枠と一般枠の求人を比較!メリット・デメリットも解説」にて詳しく解説しています。
出典:障害者ハンドブック
腎機能障害の人が向いてる仕事に転職する方法
最後に、転職するときのポイントについて解説します。
障害者雇用専門の転職エージェントを利用する
腎機能障害の人を含む、障害を持った人が転職するためには、障害者雇用専門の転職エージェントがおすすめです。
障害者雇用専門の転職エージェントでは、専門のスタッフが転職活動全般のサポートをしてくれます。
中でも求人紹介では、一般には公開されていない非公開求人の紹介もしてもらえるため、転職先の選択肢が広がります。
転職エージェントは、障害者手帳を取得している人(取得予定の人も含む)であれば、誰でも無料で利用できるので、転職活動を開始するタイミングでの登録がおすすめです。
就労移行支援を利用する
就労移行支援は、障害や難病を持った人を対象にした、就労支援サービスです。
就労移行支援でも、転職エージェントと同様に転職活動のサポートが受けられます。
また就労移行支援では、事務作業やプログラミングといった転職するために必要なスキルを身につけることもできます。
希望する職種の実務経験がない人におすすめのサービスです。
就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。
