【障害者の 就活】 実際の 新卒求人を 紹介!面接・ 選考の ポイントも (自己PR例あり)

障害者手帳を持っていると、一般枠と障害者枠どちらでも働くことができます。しかし、どちらがより内定を貰いやすいのでしょうか?
そこで今回は、障害者枠と一般枠、どちらで選考を受けるべきかの判断基準や、障害者雇用のメリット、デメリット、障害者雇用で就職する場合の就活スケジュールについて解説します。
理想の職場で働くために、就職活動は避けて通れません。正しい情報を基に準備して、就活を成功させましょう!
障害者枠と一般枠、どちらで就活するべき?
障害者手帳を取得している場合、障害者枠と一般枠どちらでも働くことができます。そのため、まず就活を始める前に、どちらの雇用枠で働きたいのかを選ぶ必要があります。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、障害者手帳を持っている場合は、障害者枠で働くことをおすすめします。
一番大きな理由としては、障害に対する配慮が受けられるかどうかが挙げられます。
障害がある場合、業務内容や勤務時間、通勤方法など、働く上で配慮が必要になる方が大半です。そのため、障害に対する適切な配慮を受けながら働けることは非常に大きなメリットです。
また、障害者枠は障害者専用の採用枠のため、一般枠と比較して応募者数が少なく内定をもらいやすい傾向があります。
1つの会社に対して、障害者枠と一般枠それぞれに応募することはできないため、採用されやすく、その上で配慮を受けながら働ける障害者枠での就活をおすすめします。
障害者枠と一般枠の違いについては、記事後半でも詳しく解説します。
障害者枠の就活スケジュール
障害者枠で就活する場合のスケジュールについて、段階ごとに解説します。基本的に一般枠とスケジュールが大きく変わることはありませんが、細かな違いがあるので注意が必要です。
自己分析
就活を初めていきなり求人情報を見るのはおすすめしません。というのも、就活の軸が定まらないうちに求人を見てしまうと目移りしてしまい、求人を選ぶのに時間がかかってしまったり、自分に合わない会社を選んでしまったりするためです。
そのため、まずは自己分析を行い、自分がどんな人間なのか、そしてどんな会社で働きたいのかを理解しましょう。
自己分析は下記の内容の理解が目的です。
- 自分の人間性(長所や短所など)
- 何に対して興味があるのか
- 自分の障害について
自己分析は、自分の歴史が大切な情報源になります。
- 自分がこれまでどんなことをしてきたのか
- どんな場面で力を発揮したのか
- どんな結果を残したのか
といったことを紐解き、自分がどんな会社でどんな仕事をしてどんなキャリアを積んでいきたいのかといった内容を分析、設定しましょう。
また障害者枠での就活の場合、自分の障害理解も行う必要があります。
- 症状
- 障害に対する対処方法
- 必要な配慮
障害者枠で就活する場合、面接の場で必ず障害について詳しく聞かれます。ここで自分の障害について説明ができないと、採用する側としては不安が残ります。そのため、上記の内容を自分で正確に理解し、わかりやすく説明できる状態にしましょう。
業界研究
自分のことを理解したら、次は業界について理解する必要があります。
業界は下記の8つに分けられます。
- メーカー(自動車 食品など)
- 商社
- 金融(銀行 証券など)
- サービス(ホテル 人材 広告など)
- 小売(百貨店 アパレルなど)
- ソフトウェア・通信
- マスコミ(出版 マス広告など)
- 官公庁・公社・団体(省庁 学校など)
それぞれの業界、そして()内に記載されているような業種について調べ、自分がどんな事業を行なっている会社で働きたいかを考えましょう。
また、ここで1つの業界に希望を絞る必要はありません。
企業研究
希望の業界を定めたら、その業界内にどんな企業があるのかを把握し、企業研究を行いましょう。
同じ業界内であっても、企業ごとに事業内容は異なります。またそれ以外にも、
- 職種・業務内容
- 社風
- 採用条件(給与など)
といった点も企業ごとに異なります。
業界地図や会社説明会、OB・OG訪問などを活用し、興味を持った企業について理解を深めましょう。
求人を探す
ここまで準備ができたら、実際にエントリーする求人を探しましょう。
新卒求人の探し方は大きく分けて下記の3つがあります。
- 求人サイト
- 大学のキャリアセンター
- 就職エージェント
多くの求人情報をまとめて見たい場合は、リクナビやマイナビのような求人サイトがおすすめです。しかしこれらは一般枠の求人情報が中心となるため、障害者枠の求人を見る場合は、障害者雇用専門の就職エージェントが最適です。
障害者雇用専門の就職エージェントであれば、希望する条件をもとに該当する障害者枠の求人を紹介してもらえます。
またそれだけでなく、書類作成や面接対策など、就活全体のサポートを実施してもらえるため、就活を始める段階でまず登録することをおすすめします。
障害者専門就職エージェント【障害者雇用バンク】はこちら
履歴書・エントリーシートの作成
応募したい求人を見つけたら、書類を作成しエントリー手続きを行います。
新卒の場合、職務経歴書の提出は不要なため、履歴書とエントリーシートの提出を求められることが一般的です。場合によっては履歴書のみ、エントリーシートのみの提出でエントリー可能なこともありますので、事前に確認しましょう。
また、エントリーシートは企業からフォーマットが指定される場合と、指定されない場合があります。指定されなかった場合は、リクナビが提供している「Open ES」の作成がおすすめです。
書類選考を通過できないと、面接を受けられないため、就職エージェントや大学のキャリアセンターと協力しながら、自分のことを正確に伝えられる書類を作成しましょう。
選考(書類選考・面接)
エントリーが完了するとまず書類選考が実施され、通過者は面接に参加します。面接の回数は3〜5回が一般的で、面接官や参加者の人数や面接の形式(対面・オンライン)など、多くのパターンがあるのでその都度事前に対策を立てましょう。
面接で特に大切なポイントは下記の3点です。
- 結論から話す
- 聞かれたことに端的に答える
- 自信を持ってはっきりと言い切る
面接官から質問をされたら、いきなり理由や実績などを話すのではなく、まずその質問に対する結論(答え)を伝えましょう。結論から話すことで、その後に話す内容が伝わりやすくなります。
また、1つの質問に対して長々と話してしまうと、結局何が伝えたかったのかがわかりづらくなってしまうため、要点を絞り伝えましょう。
その上で、常に自信を持って答えましょう。答え自体が「多分〜だと思います」のように煮え切らなかったり、声が小さかったりすると、面接官から良い印象は持たれません。面接の回答に絶対の正解はないので、自分の答えをはっきりとした声で言い切るようにしましょう。
内定・就職
全ての選考を通過すると、会社から内定が通知されます。内定が出たからといって、すぐに入社を決めて就活を止める必要はありません。自分が納得できるまで就活を続け、その上で内定が出た会社の中から、最終的に入りたい会社を決めましょう。
大抵の企業は10月に内定式を行うため、内定が出ている場合はそれまでに入社する会社を決める必要がありますが、10月以降も選考を実施している会社はたくさんあるので、10月時点で内定が出ていなくても必要以上に重く考える必要はありません。
なかなか内定が出ない場合、その理由を把握し対策を立てる必要があります。就職エージェントは、専門家の観点から内定が出るまでのサポートを無料でしてくれますので、焦らずまずは相談してみましょう。
インターン
インターンの参加タイミングは人それぞれなので、最後にここで解説します。
インターンには大きく分けて下記の種類があります。
- 短期インターン
- 長期インターン
- 内定後インターン
短期インターンは数日から数週間、長期インターンは数ヶ月から1年単位で実施されます。インターンに参加し、実際の業務を体験したり社内の人と関わることで実際にその会社で働く自分の姿をイメージすることができます。
また、インターンは障害者枠と一般枠で分けていない会社も多いため、インターンについては採用枠ではなく会社単位で考えましょう。仮にインターンに応募して落ちてしまったとしても、インターンが選考の一部になっている会社を除き、選考に参加することは可能です。
インターンは会社のことをより深く理解できるチャンスのため、気になる会社がインターンを実施していた場合、積極的に応募しましょう。
障害者枠の求人例
障害者枠の新卒求人例を紹介します。
パナソニック株式会社
日本を代表する電機メーカーのパナソニック株式会社。会社規模が非常に大きく、多種多様な事業を展開していることもあり、配属職種の幅広さが特徴です。
- 職種:オープンポジション
- 業務内容:具体的なポジションや業務内容は入社後に確定
- 給与
・博士了 月額283,500円(※2021年度実績)
・修士了 月額241,000円(※2021年度実績)
・学部卒 月額217,000円(※2021年度実績) - 勤務地:本社・研究所・全国の各事業所及び、海外事業所のいずれか
- 福利厚生
・持株制度
・財形貯蓄制度
・企業年金制度
・カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)
・社内製品従業員購入制度など
株式会社マイナビパートナーズ
マイナビグループの特例子会社として設立された株式会社マイナビパートナーズ。特例子会社ということもあり、障害内容に関わらず、どなたでも安心して働ける環境が整っています。
特例子会社についてはこちらの記事「特例子会社で働くメリット・デメリットと実際の求人例を紹介」で解説しています。
- 職種:事務職
- 業務内容
・各事業部のデータ入力
・郵便物の仕分け、発送
・名刺、パンフレット作成
・資料のファイリングなど - 給与:177,886円~186,946円(※2020年度実績)
- 勤務地:勤務地:東京、大阪本社もしくは各支社
- 福利厚生
・退職金制度
・団体生命保険
・各種慶弔制度
・表彰制度
・保養所(湯沢、軽井沢、箱根湯本、箱根仙石原、逗子、京都、有馬、沖縄)など
JA三井リース株式会社
JA三井リースは、専門性を活かしたサービスやソリューションを提供するリース会社です。JA三井リースについてはこちらの記事『「信頼感」が、チームをつくる—— JA三井リースに学ぶ、一緒につくる障がい者雇用』で詳しく解説しています。
- 職種:オープンポジション(総合職 一般職)
- 業務内容:具体的なポジションや業務内容は入社後に確定
- 給与
・<総合職>大学院卒:254,000円、四大卒:240,000円
・<一般職>四大卒:180,000円、短大卒:166,000円 - 勤務地:東京都中央区銀座8-13-1 銀座三井ビルディング
- 福利厚生
・財形貯蓄制度
・労働災害総合保険
・育児・介護休業制度
・フレックスタイム制度
・健保契約保養施設
障害者枠で履歴書を書くときのポイント
障害者枠で就活する場合、提出書類に自分の障害について記載する必要があります。
その際、下記の内容は必ず記載しましょう。
- 障害を負った経緯
- 症状
- 働く上で必要な配慮
特に心臓機能障害やパニック障害、てんかんのように発作が出るような障害がある場合は、その発作が起きた場合の対処方法まで明確に記載しましょう。
また配慮については、ただ「こういった配慮をしてください」と伝えるのではなく「こういった理由があるため、こういった配慮をいただければこういった業務に対応できます」と記載することで、能動的な姿勢を伝えられます。
【例文】
「指に障害がありタイピングなどの手を使う作業のスピードが健常者と比較して遅くなります。そのため作業時間を他の方よりも多く設定いただきたいです。こちらの配慮をいただけましたら、自分1人で業務を進めることができます。」
面接で高評価を受けるためのポイント
内定を獲得するために、最も大切になるのが面接です。面接を突破するためのポイントについて、詳しく解説します。
自己PRは必ず答える
面接で聞かれる質問はいろいろありますが、自己PRはどんな面接でも必ずすることになります。そのため回答の準備は抜かりなくしましょう。
自己PRは下記の内容を意識しましょう。
- 最もアピールしたい内容を選ぶ
- 根拠となるエピソードや実績が必要
- 仕事にどう活かすのかまで考える
まず自己PRで伝える自分の強みは、最も自信がある1つに絞りましょう。いくつも伝えようとすると内容が薄くなったり、面接官に伝わりづらくなるので、自分が一番アピールしたい内容を選びましょう。
次に、自己PRには明確な根拠(実績)が必要になります。根拠は過程(どういった目的でどういった努力をしたのか)とそれによる結果どちらも必要になります。ここで言う根拠は、全国大会出場といったように華々しい内容である必要はなく、それよりも自分の強みを矛盾なく後押しできる内容であることが大切です。
協調性の自己PR例
私の強みは、周りの人のことを考え自分から行動できる点です。
大学1年時から勤務していたアルバイト先では、複数の大学の生徒や幅広い年代の人が働いていました。私が入社した時点では、それぞれ同じ大学の人や近い年齢の人としかコミュニケーションをとっていない状態でした。
私は業務をスムーズに進めるためには良好な人間関係が必須であると考え、交流の場を設定したり、新しく入社する人に積極的に話しかけるなど、誰もが働きやすい職場になるように考え行動しました。その結果私が入社して半年経つ頃には、働く人全員がコミュニケーションをとるようになり、連携ミスも起こらなくなりました。
この強みを活かし、自分の仕事をするだけでなく周りに困っている人がいたらサポートするような働き方を目指します。
リーダーシップの自己PR例
私の強みは周りの人を引っ張り全員で目標を達成することです。
私は高校で野球部に所属しており、キャプテンを任されていました。元々部活動が盛んな学校ではなかったため、夏の県大会で2回戦突破したことが一度もありませんでした。そこで私がキャプテンに任命された際に、3回戦出場を目標に定めました。
この目標を達成するために、練習メニューを変えたり合宿を実施いたしました。練習が厳しくなったことで部活を止めようとする部員もいましたが、その際は一対一で話し合い、全員で目標を達成できるように尽力いたしました。その結果最後の大会では3回戦も突破することができ、史上最高のベスト16まで勝ち上がることができました。
貴社に入社しましたら、チームリーダーを任せてもらえるように経験を重ね、その機会がきましたら必ず結果を出します。
努力家の自己PR例
私の強みは、自分が立てた目標に対して適切な努力ができる点です。
私は外国の方と関われる仕事をしたいと考えており、国際系の大学に進学しました。高校時代は英語力に自信を持っていましたが、大学の同級生と比べまだまだ不十分であることを痛感しました。
そこで学校の授業だけでなく、自宅で毎日1時間以上英語の勉強をすることを決めて、3年間それを継続しました。また大学2年時には留学し、周りに日本人がいない環境で生活を送りました。その結果外国人の方ともコミュニケーションが取れるようになり、TOIECの点数も入学時点では600点でしたが3年時に受けた際には950点を獲得できました。
働く上で様々な困難があると思いますが、その都度何をするべきかを考えて努力し、乗り越えられるように行動します。
素直さの自己PR例
私の強みは、周りの人のアドバイスを活かし成長できる点です。
昨年末から広告制作会社でインターンとして入社し、未経験のデザイン業務を担当することになりました。事前に知識が全くなかったので、周りの人のアドバイスをいただいた場合は、まず一度実践するようにいたしました。そして、実践した上で自分に合う合わないを判断し、身に付けるようにしています。その結果、入社から半年たった今では、新しくインターンに参加する学生の初期教育を担当させていただけるようになりました。
貴社に入社しましたらこの強みを活かし、できる業務を増やしていきたいと思います。
良くある質問と回答例
自己PR以外にも、多くの会社の面接で聞かれる質問があります。その質問と回答例について解説します。
志望動機
志望動機は自己PRと同様に、必ず聞かれる質問です。志望動機で最も大切なことは、「その企業でなければいけない理由」を答えることです。
抽象的な答えだったりどんな会社でも言えてしまう内容だと、企業側からすると本当にこの会社に入りたいのかどうかが分かりません。
その会社に入りたい理由を明確に伝えることを意識しましょう。
【例文】
御社が取り組んでいる〇〇の事業に興味を持ち、入社を希望いたします。私は大学で〇〇に関わる研究を行っており、御社が行っている事業にその経験と知識を活かせると考えています。また以前参加いたしました会社説明会で担当の方と直接お話しさせていただく機会があり、私の疑問に丁寧にお答えいただきました。御社の事業と社内の雰囲気に惹かれ、ぜひ御社でに入社したいと考えております。
学生時代に頑張ったこと
中途採用の場合は、過去の職歴について深く聞かれますが、新卒の場合は学生時代の話が中心になります。
面接官はこの質問を通して、学生の人柄や考え方、行動力など様々なポイントをチェックし自社で活躍できる人間かどうかを見極めようとします。部活や留学、ゼミの研究やアルバイトなど、在学中に経験したことの中から、自分が最も自信のあるエピソードを選びましょう。
【例文】
私が学生時代最も力を入れていたことは、大学一年時から現在まで継続している書店でのアルバイトです。元々本が好きだったという理由だけで働き始めましたが、入社してから自分の本に対する知識が営業に役立てることに気付き、少しでも多くの方に本を買ってもらえるように努力しました。中でも、毎月テーマを決めてそのテーマに関わる本を集めた特設コーナーを設立し、責任者として運営したこと実績には自信を持っています。この経験を活かし、御社でも自分考え行動し、結果を出せる人間になれるようにいたします。
入社後にどんな仕事をしたいか
面接では過去の経験だけでなく、未来についての話も聞かれます。特に入社後にどんな仕事をしたいのかについては、志望度の高さや会社に適した人材かどうかを図るために重要な質問になります。
この質問に回答する際は、下記の点を意識しましょう。
- 具体的な内容を答える
- 目標は高く設定する
- 企業方針や理念に沿った回答をする
どんな仕事をしたいかと聞かれて、ただやってみたい仕事内容を答えるのは質問意図が理解できていないと判断されます。そのため、5W1Hを意識して、具体的な回答をしましょう。
また「ミスをしないように仕事をします」のように当たり前の内容も評価されません。多少理想論になったとしても、高い目標を掲げましょう。
最後にその会社で働くのに適した人材と判断されるためには、その会社の社風や理念に合っていることが大切です。事前に企業が公開している情報を確認し、その上で回答を考えましょう。
【例文】
私はデザイン部門を希望しており、入社3年以内に自分が担当した製品を販売したいと考えています。生まれつき指に障害があるため、文房具に対して常に使いづらさを感じていました。そこで、障害者や高齢者など、どんな人でも簡単に使える文房具をデザインしたいと思うように成しました。大学ではデザイン工学を専攻し、デザインだけでなく力学についても学びました。この知識を活かしてバリアフリーをあらゆる製品に適用し、御社、そして社会に貢献していきたいと思っております。
逆質問は複数用意する
面接の最後に「何か質問はありませんか?」と面接官から逆質問されるのが通例です。ここは会社に対する疑問点や不安点を解消すると同時に、アピールの場でもあることを意識しましょう。
逆質問を考える際は、下記のポイントに注意しましょう。
- 調べればわかることは質問しない
- 面接官に合わせた質問をする
- 「特にありません」はNG
まず大前提、会社説明会で説明済みの内容や企業サイトを見ればわかるような内容を質問してはいけません。そして、面接官がどの立場の人であるかも、質問を選ぶ上で大切な判断基準です。
例えば、現場社員の方が面接官なら、業務の具体的な話や社風について聞いたり、役員や社長が相手であれば、企業理念や会社としての今後の展望を聞いたり。このように、その面接官だからこそ聞く価値のある質問をしましょう。
最後に、逆質問を聞かれて「特にありません」は絶対にやめましょう。せっかく会社のことを深く知るチャンスでもありますし、何も聞かないと意欲が低いと判断されることも。集団面接だったとしても、周りに負けないよう積極的に質問しましょう。
【逆質問の例】
- 御社で活躍されている方々の共通点はなんですか。
- 今後御社がさらに発展するために、課題を感じる点はありますか。
- 御社で働く場合、入社するまでに身につけておいた方が良いことはありますか。
- 競合他社と比較した時、御社ならではの強みはどういった点ですか。
- (面接官に対して)御社への入社の決め手を教えていただけますでしょうか。
- (面接官に対して)仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか。
ここまで就活のポイントについて解説してきましたが、もしなかなか就活がうまくいかなくて悩んでる場合はこちらの記事「【障害者の就活】うまくいかない人の特徴と内定を多く獲得する人の特徴を紹介」をぜひご参考ください。
障害者枠と一般枠の違い
次に障害者枠と一般枠の違いについて解説します。
それぞれの主な相違点は下記の通りです。
| 対象者 | 障害の開示 | 障害への配慮 | |
| 障害者枠 | 障害者手帳を所有している人 | 必要 | 配慮する義務がある |
| 一般枠 | 特になし | 不要 | 会社による |
まず障害者枠で働けるのは、障害者手帳を所有している人に限られます。逆に一般枠は会社から採用されれば誰でも働くことができます。
また障害者枠で働く場合、会社側に自分の障害について開示する必要があります。逆に一般枠で働く場合は、障害を会社側に伝える必要はありません。
そして最も大きな違いが障害への配慮についてです。障害者枠は障害に対する配慮をする前提での採用になるため、働く上で障害に負担をかけないように様々な配慮を受けられます。
しかし一般枠で働く場合、障害の開示義務がないこともあり、自分から希望しない限り障害への配慮は受けられません。また障害への配慮を希望したからといって、配慮の内容は会社次第となるため、必要な配慮が全て受けられるとは限りません。
以上の理由から、障害が日常生活や仕事に対してほとんど影響しないほど体調が安定している人以外は、障害者枠で働くことをおすすめします。
障害者枠のメリット・デメリット
最後に障害者枠で働くメリットとデメリットについてそれぞれ解説します。
障害者枠で働くメリット
障害者枠で働く一番のメリットは、繰り返しになりますが障害に対する配慮を受けながら働ける点です。
障害に対する配慮の実例は下記の通りです。
- 残業不可
- 電話対応は控えたい
- 定期的な面談の実施
障害に対する配慮があることで、身体的にも精神的にも働くことに対する負担が減ります。反対に、障害に対する配慮がない中で無理をしながら働き、障害が悪化してしまった方が多くいらっしゃる現実もあります。
このあとデメリットについて解説しますが、そのデメリットがあったとしても、やはり極力障害者枠で働くことをおすすめします。
障害者枠で働くデメリット
障害者枠で働くデメリットには、給与面とキャリア面の2点があります。
障害が理由でできない業務があったり、業務時間に制限がある影響で、一般枠と比べると平均給与が低い傾向があります。また同様の理由から、キャリアアップに時間がかかることも。
しかし、これらのデメリットをなくそうとしている企業も増えてきており、今後は更にそれぞれの差も埋まってくるでしょう。
