多発性筋炎・皮膚筋炎の人に向いてる仕事・おすすめ求人3選

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多発性筋炎や皮膚筋炎は、膠原病に分類される指定難病です。

主に筋肉や皮膚に関する症状が出る病気で、場合によっては関節や臓器などに別の障害を併発することもあります。

本記事では、多発性筋炎や皮膚筋炎を発症した人に向いてる仕事について、詳しく解説します。

多発性筋炎・皮膚筋炎とは

まずは多発性筋炎と皮膚筋炎について、具体的に解説します。

多発性筋炎・皮膚筋炎の概要

多発性筋炎は、筋肉に炎症が起きる病気で指定難病に該当します。体に力が入らなくなったり、筋肉に痛みが出るようになったりします。

この病気は膠原病(こうげんびょう)に分類されます。膠原病とは、全身の血管や皮膚、筋肉や関節などに炎症が起きる病気の総称で、多発性筋の他に全身性エリテマトーデス関節リウマチといった病気があります。

また、まぶたや手の指の皮膚に特徴的な症状が出る場合は、皮膚筋炎と呼ばれる病気に該当します。

病気によって影響を受けるのは筋肉や皮膚だけでなく、関節や心臓、肺、消化器官など他の部位や臓器障害を合併することもあります。

多発性筋炎・皮膚筋炎を発症する原因は特定されていません。現状は、遺伝的素因、免疫系の異常、ウイルス感染、悪性腫瘍が原因なのではないかと推測されています。

出典:千葉大学病院アレルギー膠原病内・難病情報センター

多発性筋炎・皮膚筋炎の症状

多発性筋炎の症状としては、下記のものが挙げられます。

全身に力が入らなくなったり筋肉の痛みを感じるようになったりすることで、腕が上がらなくなったり、階段を登ることに大きな負担を感じるようになります。

皮膚筋炎に該当する場合は、手や指、膝などの関節部分や頭皮、まぶたなどに特徴的な皮膚症状が発生します。

出典:日本血液製剤機構・難病情報センター

多発性筋炎・皮膚筋炎の治療法

多発性筋炎・皮膚筋炎の治療には、ステロイド療法が行われます。

一般的に4週間から6週間ほどステロイド療法を行い、筋力の回復など症状の改善が見られる場合は、数ヶ月かけてステロイドの減量をしていきます。

ステロイド薬の効果が薄い場合は、補助的選択役として免疫抑制薬が併用されることもあります。

ステロイド療法の効果は75%~85%であるため、大抵の場合はこの治療法で症状が改善し、日常生活が送れるようになりますが、重篤な肺障害(間質性肺炎)を併発している場合は改善が見られないケースもあります。

出典:千葉大学病院アレルギー・膠原病内科東京女子医科大学病院腎臓病総合医療センター

多発性筋炎・皮膚筋炎が仕事に与える影響

多発性筋炎の代表的な症状として、前述の通り体の力が入らなくなることや、筋肉の痛みがあります。

そのため、現場仕事や工場勤務、接客業のように、体を動かすことが求められたり、体力を大きく消耗する仕事を継続することは困難になります。

また、多発性筋炎には倦怠感や疲労感といった症状もあるため、その場合はデスクワークであっても業務スピードが落ちたり、重度の場合は仕事をすること自体が難しくなることも考えられます。

多発性筋炎・皮膚筋炎の人に向いてる仕事

多発性筋炎・皮膚筋炎を発症している人に向いてる仕事について解説します。

多発性筋炎・皮膚筋炎の人に向いてる仕事

多発性筋炎・皮膚筋炎を発症している人に向いてる仕事について解説します。

上記で紹介したデスクワークの職種は、リモートワークができる職種でもあります。リモートワークができるかどうかは会社によって異なりますが、通勤による身体の負担を軽減したい場合は、リモートワークができるかどうかを求人選びの1つの基準にすることもおすすめです。

症状が落ち着くまで休職することも選択肢の1つ

多発性筋炎を発症し、症状が重くなった場合は働くこと自体が難しくなる場合があります。

一方で、ステロイド療法を行うことで数ヶ月で症状の改善が期待できるため、症状が重く働くことが難しいと感じた場合は、一度休職して治療に専念することも選択肢の1つです。

多発性筋炎・皮膚筋炎の人におすすめの求人

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多発性筋炎・皮膚筋炎の人は障害者雇用で働ける?

障害者雇用で働くためには、障害者手帳の取得が必須になります。

多発性筋炎や皮膚筋炎は、障害ではなく難病に該当する病気であるため、これらを発症しているだけでは基本的に障害者手帳の取得対象にはなりません。

しかし、他の関節や臓器疾患を併発している場合は、それらの症状によって障害者手帳を取得できる可能性があります。

【参考:心臓障害の認定基準】

出典:兵庫県公式サイト

障害者手帳の取得には、主治医による判断が必要になるため、取得を希望する場合はまず主治医に相談しましょう。

多発性筋炎・皮膚筋炎は障害年金を受け取れる?

多発性筋炎や皮膚筋炎によって、日常生活や就労に大きな影響が出ている場合、障害年金を受給できるケースがあります。

障害年金には障害厚生年金と障害基礎年金の二種類があり、さらに病状の程度によって1~3級に分類されます。障害年金を受給するためには、障害者手帳の取得と同様に主治医の診断書が必要になります。

障害厚生年金2級に認定されたケース

こちらの事例の発症者の方は、多発性筋炎により長く勤めていた会社を辞めて治療に専念していました。

特に筋力低下の進行が早く、また強い痛みや倦怠感、免疫力の低下により外出禁止、1人では入浴する出来ないほど深刻な状況になっていました。

結果的に、日常生活に大きな影響が出ているとされ、障害厚生年金2級に認定。総額で1,300万円を受給することになりました。

なお、こちらの方は治療により症状が改善し、現在は障害者雇用で就労しています。

出典:ミライズ障害年金相談センター

障害厚生年金3級に認定されたケース

こちらの事例の発症者の方は、多発性筋炎を発症したことにより、疲労感を強く感じるようになっていました。しかし、仕事が激務だったこともあり、発症当時は病気に気付くことができませんでした。

発症から2年ほど経ったタイミングで筋力の低下や息切れ、動機といった症状も自覚するようになり病院を受診したところ、多発性筋炎と診断されました。

それからすぐに入院し、ステロイド治療を行ったものの、いくつかの症状が残り、仕事を退職しなければなりませんでした。

仕事を継続できなくなり、日常生活にも大きな影響が出ているとされ、障害厚生年金3級に認定。年額約78万円を受給することになりました。

出典:全国障害年金サポートセンター

多発性筋炎・皮膚筋炎の人が向いてる仕事に転職する方法

多発性筋炎や皮膚筋炎の人が向いてる仕事に転職するためには、就労移行支援もしくは転職エージェントの利用がおすすめです。

体調が不安定な場合は就労移行支援がおすすめ

転職活動を開始する時点で、フルタイムで働くには体調が不安という場合は、就労移行支援の利用がおすすめです。

就労移行支援は、障害や難病を持った人を対象とした就労支援施設で、最大で2年間の時間をかけながら転職を目指します。

就労移行支援では、専門の支援員のサポートを受けながら、時間をかけて転職活動を行えるため、体調に合わせながら転職活動を行えるため、体調に不安がある人でも安心して利用できます。

また就労移行支援では、一般就労で役立つスキルを学ぶこともできます。

【学べるスキルの例】

そのため、未経験の職種への転職を希望する人にもおすすめの転職方法です。

就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

また、私たち障害者雇用バンクでは、就労移行支援事業所「エラビバ就労支援」を運営しています。関東で就労移行支援事業所をお探しの場合は、ぜひ無料見学にお越しください。

体調が安定している場合は転職エージェントがおすすめ

転職活動を開始する時点で体調が安定していて、すぐにでも働きたいという場合は、障害者雇用専門の転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントでは、求人の提案や選考のサポート、転職後の定着支援といったように、転職活動のスタートから転職後までサポートを受けられます。

【転職エージェントのサポート内容】

転職エージェントと近いサービスに、ハローワークがあります。それぞれの違いは以下の通り。

料金 運営方法 サポート体制 求人の数 求人の質 拠点
ハローワーク 無料 税金で運営 担当者ごとにばらつきあり 多い 玉石混交 全国各地
転職エージェント 無料 企業から紹介料を得て運営 専門の転職コンサルタントが手厚くサポート 少ない(ハローワークと比較すると) 選ばれた求人のみ掲載 エージェントによる ※Web会議や電話で相談できる場合もある

転職エージェントでは、本人のキャリアプランや経験、障害の状態に応じて、最適な求人を提案してもらえます。また条件に該当した場合は、一般には公開されていない非公開求人の紹介も受けられるため、転職先の選択肢を増やせます。

無料で全てのサービスを受けられるため、体調が安定していてキャリアアップを目指したい人は転職エージェントの利用をおすすめします。

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