手が不自由でもできる仕事は?上肢障害者におすすめの求人

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手や腕、指に関する障害をまとめて上肢障害と呼びます。

上肢障害の症状は人もちろん人それぞれですが、大半の人は仕事に障害の影響が出てしまいます。

そこで今回は、手が不自由であってもできる仕事や、上肢障害を持つ方におすすめの求人について詳しく解説します。

上肢障害とは?

上肢障害は、肩から先までの部位、主に腕や指に関する障害です。

部位の欠損や麻痺、また両腕、片腕など、具体的な症状は人により異なります。

原因も脳の運動中枢の異常や、各部位への外傷など様々で、先天的、後天的どちらでもなる可能性がある障害です。

また上肢障害と下肢障害、そして体幹障害をまとめて「肢体不自由」と分類することもあり、身体障害者の約5割がこの肢体不自由に該当する障害を持っています。

上肢障害が仕事に与える影響

上肢障害者は、人によって身体的にできない業務があります。

例えば、片手に障害がある場合は、電話をとりながらメモができなかったり、両手の指に障害がある場合は、手先で細かい作業はできないません。

他にも、

などです。

またタイピングやマウス操作など、PC操作にも影響が出る人が多く、それにより上肢障害の影響が少ないとされている事務作業やプログラミング業務であっても、業務スピードもゆっくりになってしまいます。

上肢障害者が働くためには

上肢障害者が無理なく働くためのポイントを解説します。

手が不自由でもできる仕事とは?

上肢障害者には、力仕事や業務スピードが求められるような仕事は向いていません。

反対に、手や腕に負担がかからない仕事や、片手でできるような仕事が適職と言えます。 特にデスクワークは、補助ツールなどをうまく活用することで就業が十分可能になります。

【向いてる仕事の例】

特に事務職は、障害者枠求人の中でも求人数が多く、その分就職するチャンスも他の職種と比べて多くなります。

人によって症状が異なるため、自分ができることとできないことを整理して、そのうえで仕事を選ぶことで無理なく働けます。

上肢障害者が働きやすい環境

上肢障害者が働くためには、働きやすい環境を選ぶことも大切です。

障害への正しい理解がある職場

身体的にできない仕事があったり、業務スピードに差があったりするため、職場からの理解が必須です。

また業務だけでなく、通勤や通院に関するサポートも必要です。

自分の障害について正しく理解してくれて、適切な配慮をしてくれる職場での就労をおすすめします。

具体的には、障害者雇用の実績が豊富な会社や、障害者の離職率が低い会社が、障害者が働きやすい職場だと考えられます。

転職先を探すときは、そういった情報も確認しましょう。

文字入力支援ツールなどの設備が整った職場

業務の負担を軽減するためのツールが導入されている職場だと、上肢障害のハンデをフォローしながら、効率的に業務に取り組めます。

【支援ツールの例】

他にも様々なツールがあります。こちらのページでは、写真付きで解説されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

また歩くときにバランスをとることが苦手な人もいるので、バリアフリーが整っている職場であることも重要です。

業務中に使用する支援器具と、オフィスのバリアフリー環境、それぞれについて確認しましょう。

上肢障害者におすすめの求人例

上肢障害の方におすすめの求人を紹介します。

キヤノン

【求人情報】

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こちらはキヤノンの事務職の求人です。

記載されている各部署の中からこれまでの経験や障害の症状をもとに、適したポジションに配属されます。

こちらは応募資格が必要ないことと、給与の幅が広いことが特徴です。スキルや経験が少ない人でも、給与は下がりますが応募が可能です。

もちろん、経験豊富な方やスキルがある方であれば、一般枠と同額程度の給与を受け取れます。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

マイナビパートナーズ

【求人情報】

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求人の原稿ライティングや、名刺の作成など、クリエイティブな業務と、在庫管理やファイリングなどの総務関連の業務をそれぞれ担当します。

マイナビパートナーズは特例子会社なので、業務内容の配慮や支援器具の用意など、障害の状況に合わせた働き方が可能です。

特例子会社については、こちらの記事「特例子会社で働くメリット・デメリットと実際の求人例を紹介」にて詳しく解説しています。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

博報堂DYアイオー

【求人情報】

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博報堂DYアイオーは、博報堂グループの特例子会社なので、マイナビパートナーズ同様に、より適切な配慮を受けながら働けます。

プログラミング経験者限定の求人ですが、キャリアアップも目指せる内容になっています。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

手が不自由だと障害者雇用で働ける?

障害者雇用で働くためには障害者手帳が必要です。

上肢障害の場合は、症状により1級から7級に振り分けられ、障害等級が6級以上の場合に障害者手帳が取得できます。

【1級】

【2級】

【3級】

【4級】

【5級】

【6級】

【7級】

出典:障害者ハンドブック 2.等級表(肢体不自由)上肢・下肢・体幹

そのため等級が7級の場合は障害者手帳が取得できず、障害者雇用の対象にならないため注意が必要です。

しかし7級の障害が2つ併発している場合(上肢障害と下肢障害など)は、6級と認定されるため、働けるようになります。

上肢障害者が転職するためには

効率的に転職活動をする方法について解説します。

障害者雇用専門の転職エージェントを利用する

最もおすすめの方法が、障害者雇用専門の転職エージェントを利用することです。

転職エージェントでは、転職活動全般の支援を受けられます。

特に求人の紹介については、一般には公開されていない非公開求人の紹介を受けることもできるため、転職先の選択肢が格段に増えます。

転職エージェントは全ての支援を無料で受けられるため、転職活動を始めるタイミングでまずは登録してみましょう。

就労移行支援を利用する

就労移行支援は、主に障害者を対象とした転職、就職の支援施設です。この就労移行支援では、企業で働く上で役立つ実践的なスキルを学べます。

【学べるスキルの例】

プログラマーやWebデザイナーとして就職するためには、該当するスキルを持っていることが条件になる場合も少なくありません。

そのため、未経験からこれらの職種に転職したい場合は、就労移行支援を利用することも選択肢の1つです。しかし、学べるスキルは、事業所ごとに違うため、選ぶ時に注意しましょう。

就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

ハローワークを利用する

ハローワークは、転職支援を行う公的機関です。

ハローワークにも、転職エージェントと同様に、障害者雇用専門の窓口があるため、障害者雇用に合わせた支援を受けられます。

しかしハローワークは、求人を無料で掲載できるため、求人の質にはばらつきがあるため、その点には注意が必要です。

上肢障害者に向いてる働き方

最後に上肢障害者に向いてる働き方について解説します。

障害者枠で働く

最もおすすめな働き方は、障害者枠での就労です。

障害者枠は、障害者専用の働き方で、適切な配慮を受けながら働けます。障害者手帳を取得していても、一般枠で働くことはできますが、配慮が受けられるとは限りません。

また次に紹介する特例子会社も向いてる働き方ではありますが、求人数が少なくなっています。

その点障害者枠は、求人数も多く、また健常者は応募ができないため、転職するチャンスが広がります。

障害者枠については、こちらの記事「障害者枠と一般枠の求人を比較!メリット・デメリットも解説」にて詳しく解説しています。

特例子会社で働く

特例子会社は、先ほど求人を紹介したマイナビパートナーズや博報堂DYアイオーのように、障害者雇用に特化した大手企業の子会社です。

特例子会社は、障害者を雇用することを前提に設立されているため、オフィス環境も整っており、業務内容も障害に合わせたものをまかしてもらえます。

その分給与は一般企業の障害者枠より低くなりがちですが、働きやすさを重視する人には特例子会社が向いています。

こちらの記事「特例子会社で働くメリット・デメリットと実際の求人例を紹介」にて詳しく解説しています。

就労継続支援で働く

就労継続支援は、障害者の就労機会を作るための事業所です。

就労継続支援には、A型とB型の2種類があります。

A型は雇用契約を結ぶため最低賃金が保障されますが、最低でも週12時間前後の就労が求められることが大半です。

反対にB型は、週1日、1日1時間といったように、柔軟な働き方が可能ですが、雇用契約を結ばないため最低賃金が保障されません。

就労継続支援については、こちらの記事『「就労継続支援」とは?A型・B型の違いと手続き方法を解説!』にて詳しく解説しています。

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