特発性血小板減少性紫斑病の人に向いてる仕事・おすすめ求人3選

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血小板の減少によって、血液に関する様々な症状が発現する難病である特発性血小板減少性紫斑病。

本記事では、特発性血小板減少性紫斑病の人に向いてる仕事について、具体例を挙げながら解説します。

特発性血小板減少性紫斑病とは

まずは、特発性血小板減少性紫斑病について解説します。

特発性血小板減少性紫斑病の概要

特発性血小板減少性紫斑病は、血小板が減少することで出血をしやすくなったり、出血が止まりにくくなったりする病気で、指定難病に該当します。

特発性血小板減少性紫斑病には「急性型」と「慢性型」の2種類に分類されます。

・急性型…血小板以外の赤血球や白血球には異常がなく、6ヶ月以内に治癒する。小児に多い傾向がある。大半は1年以内に血小板数が自然に正常に戻り、慢性型へ移行するのは1割程度とされる。

・慢性型…6ヶ月以上血小板減少が持続する。成人に多い傾向がある。 

血小板数が10万/μL未満に減少すると、この病気であることが疑われます。血小板に対する自己抗体ができることが発症原因とされていますが、原因となる自己抗体ができる原因は特定されていません。

出典:難病情報センターITPナビ

特発性血小板減少性紫斑病の症状

血小板は出血を止める働きをする細胞であるため、数が減少することで出血をしやすくなったり、出血が止まりにくくなったりします。

【症状例】

上記のように、出血に関わる様々な症状が発現します。

出典:難病情報センターITPナビ

特発性血小板減少性紫斑病の治療法

慢性型の特発性血小板減少性紫斑病を発症している場合、長期的に症状と付き合うことになります。

治療の目的は、血小板数を正常に戻すことではなく、重篤な状態になることを防ぐため、血小板数を3万/μL以上に維持することを目指します。

治療ではまず、ピロリ菌が陽性であるかの診断が行わます。陽性の場合、血小板の数や出血の症状に応じて治療の実施が判断され、服薬治療を実施します。効果が見られる段階になるまで、段階ごとに適切な薬を服用します。

出典:難病情報センターITPナビ

特発性血小板減少性紫斑病が仕事に与える影響

通常は日常生活での制限は必要ないとされていますが、風邪やウイルス感染などをきっかけに出血症状が悪化する恐れがあるため、感染症の対策が必要になります。

特に仕事においては、不特定多数の人と接する仕事や満員電車での通勤が必要な場合は、注意するべきでしょう。

また、出血すると止血がなかなか完了しなくなるため、怪我をするリスクが高い肉体労働は避ける方が賢明です。

特発性血小板減少性紫斑病の人に向いてる仕事

明確にしてはいけない仕事はありませんが、怪我の可能性がなく、感染症のリスクを軽減できるデスクワークや軽作業形の仕事がおすすめです。

【向いてる仕事】

また、働き方に関してはリモートワークがおすすめです。リモートワークであれば、通勤時やオフィス内でたくさんの人と接する機会を減らすことができるため、可能であればリモートワークができる仕事を選択すると安心です。

特発性血小板減少性紫斑病の人におすすめの求人3選

大塚商会

【求人情報】

こちらは株式会社大塚商会が募集している営業事務の求人です。

営業事務として、見積りや注文書、営業提案資料の作成など、営業担当者のサポートが担当業務となります。基本的なパソコンでの事務スキルがあれば応募可能となっており、さらに給与も一般雇用と同額程度受け取ることが可能です。

株式会社大塚商会の求人はこちらからご覧ください。

エクスウェア

【求人情報】

こちらはエクスウェア株式会社が募集している開発エンジニアの求人です。

応募資格としては、開発エンジニアとして一定の経験が求められますが、その分業務内容の幅も広く、キャリアアップが目指せる求人です。また、担当できる業務によっては高額な給与を受け取れる点もこの求人の特徴です。

また、完全在宅勤務も可能となっているため、感染症への不安をより軽減したい人にとって大きなメリットになります。

エクスウェア株式会社の求人はこちらからご覧ください。

マイナビパートナーズ

【求人情報】

マイナビパートナーズは、マイナビグループの特例子会社です。

特例子会社は、通常の障害者雇用での就労以上に手厚い配慮を受けながら働くことができるため、働くことに不安がある人におすすめの求人です。業務内容も単純作業が多いため、まずは無理なく働きたい人に適しています。

株式会社マイナビパートナーズの求人はこちらからご覧ください。

なお、特例子会社については、こちらの記事「特例子会社の給料を実際の求人4選とともに紹介!ボーナスや向いている人の特徴も解説」で詳しく解説しています。

特発性血小板減少性紫斑病の人は障害者雇用で働ける?

障害者雇用での就労では、障害に対する配慮を受けながら働くことができるため、一般雇用で働く場合よりも、心身への負担を軽減しながら働けます。

【障害者雇用により得られる配慮の例】

具体的な配慮の内容は、病気に伴う障害の状態や会社のルールによって違いがありますが、障害や難病を持って働くのであれば、障害者雇用での就労が安心です。

なお、障害者雇用で働くためには障害者手帳の取得が必要です。障害者手帳を取得するためには、特発性血小板減少性紫斑病によって発現している症状が障害であると認定される必要があります。

【参考:内部障害の障害認定基準】

出典:障がい者雇用支援サービス コルディアーレ農園

障害者手帳の取得には、主治医の判断が必要になるため、障害者雇用での就労を希望する場合は、まず主治医に相談しましょう。

特発性血小板減少性紫斑病で障害年金は受け取れる?

特発性血小板減少性紫斑病を発症している場合、障害年金についても受給対象となる可能性があります。

障害年金は、障害基礎年金(1~3級)と障害厚生年金(1~2級)にそれぞれ分類され、症状の内容や重さによって等級が決定されます。

障害年金の認定基準は、障害者手帳の認定基準とは異なります。

【上肢・下肢障害における障害年金の認定基準】

出典:三重県・障害年金申請サポート厚生労働省

障害年金の受給は、障害者手帳の取得と同様に主治医による判断が必要になるため、受給を希望する場合は主治医への相談から始めましょう。

【特発性血小板減少性紫斑病によって障害厚生年金2級を受給した事例】

特発性血小板減少性紫斑病によって、障害厚生年金2級の受給対象となった方の事例を紹介します。

本事例の方は、まず最初に皮下出血が見られるようになりました。しばらくは放置していましたが、内出血の症状が全身に広がったため受診しました。

血液検査を行なったところ、血小板が3,000/μLしかないことが判明し、特発性血小板減少性紫斑病と診断されました。その後、輸血などの治療を開始しましたが症状が改善せず、入退院を繰り返すことになりました。

その上で障害年金の申請をしたところ、病気による症状が日常生活に大きな影響を及ぼしていると判断され、障害厚生年金2級に認定。さらに5年分の遡及分として約800万円を追加で受給することができました。

出典:堺障害年金相談センター

特発性血小板減少性紫斑病の人が向いてる仕事に就職/転職する方法

最後に、特発性血小板減少性紫斑病の人が向いてる仕事に就職/転職するために利用できる2つのサービスについて解説します。

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就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

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