黄斑ジストロフィーの人に向いてる仕事・おすすめ求人3選

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眼底の黄斑部に進行性の病変を引き起こし、両眼の視力低下や視野異常が生じる指定難病である黄斑ジストロフィー。

本記事では、黄斑ジストロフィーの人に向いてる仕事やおすすめ求人について、実例を挙げながら解説します。

黄斑ジストロフィーとは

黄斑ジストロフィーについて、具体的に解説します。

黄斑ジストロフィーの概要

黄斑ジストロフィーは、眼底の黄斑部に進行性の病変を引き起こし、両眼の視力低下や視野異常が生じる病気の総称で、遺伝子性疾患に分類されます。

黄斑ジストロフィーの診断は、以下の4つの条件を満たすことで判断されます。

現時点では治療法が確立されておらず、指定難病に該当する病気となっています。

出典:Medical Not難病情報センター

黄斑ジストロフィーの症状

黄斑ジストロフィーの症状として、進行性の両眼の視力低下や色覚異常、中心視野の異常、羞明(通常の明るさでもまぶしく感じること)といった症状が発現し、人によって発現する症状が異なることが特徴です。

また、視野の異常については視野の中心部に現れやすく、周辺部位の視野は残る。そのため、完全な失明状態になることは基本的にはありません。

しかし、症状が進行すると眼鏡やコンタクトレンズでの矯正を行なっても十分な効果を得られなくなり、日常生活にも影響が出るようになります。

出典:Medical Not難病情報センター

黄斑ジストロフィーが仕事に与える影響

視力の低下や視野の欠損といった症状が発現すると、自動車の運転をすることは難しくなります。

また視野の欠損があることで、すぐ近くに人がいたり、物が置いてある場合に、気がつくのが遅くなりぶつかってしまうことも考えられるため、フロアを動き回る接客業や、物理的な事故につながる可能性のある現場仕事への影響もあります。

デスクワークであれば、基本的には問題なく就労可能ではありますが、パソコンの画面が見えづらいことで作業効率は低下してしまうことが考えられます。

黄斑ジストロフィーの人に向いてる仕事

黄斑ジストロフィーの人に向いてる仕事としては、業務中に物理的な事故を引き起こす可能性がなく、かつ自分のペースでできる仕事が挙げられます。

【向いてる職種の例】

前述の通り、デスクワークであっても症状の影響によって作業効率が下がる可能性はあるものの、画面の拡大や文字の読み上げなど、パソコン作業を支援するツールを有効活用することで障害による負担を軽減することが可能です。

黄斑ジストロフィーの人におすすめの求人3選

ここでは、障害者のための転職エージェント「障害者雇用バンク」で扱っている求人の中から、黄斑ジストロフィーの人におすすめの求人を3つご紹介します。

NECネッツエスアイ

【求人情報】

こちらは、NECグループのNECネッツエスアイが募集している一般事務の求人です。

業務内容は、データ入力や資料作成、電話対応といった比較的簡単な業務を担当することになります。基本的な事務経験があれば応募可能な求人となっているため、無理のない範囲で事務職での就労を希望する人へおすすめの求人です。

NECネッツエスアイ株式会社の求人はこちらからご覧ください。

エクスウェア

【求人情報】

こちらはエクスウェア株式会社が募集しているエンジニアの求人です。

応募条件として、エンジニアとして開発やテストなど、様々な業務を担当することが可能です。応募のためには、ITエンジニアとして一定以上の経験が求められますが、その分キャリアアップにつながる求人となっています。

エクスウェア株式会社の求人はこちらからご覧ください。

LINEヤフー

【求人情報】

こちらはLINEヤフー株式会社が募集している、事務ポジションの求人です。

業務内容は、配属された管理部門での事務業務となっており、障害特性に応じて振り分けられるようになっています。こちらは完全在宅の求人となっているため、通勤による心身への負担を軽減できます。

LINEヤフー株式会社の求人はこちらからご覧ください。

黄斑ジストロフィーの人は障害者雇用で働ける?

黄斑ジストロフィーを発症し、障害者手帳を取得できた場合、障害者雇用での就労が可能になります。

障害者雇用での就労の場合、障害に対する合理的配慮を受けながら働くことが可能になります。

【合理的配慮の例】

配慮内容については、障害の程度や会社のルールによって変化はありますが、無理なく働けるよう適切な配慮を受けることが可能です。

黄斑ジストロフィーで障害者手帳を取得する場合は、発現している症状が障害認定される必要があります。

【視力障害の認定基準例】

出典:東京都福祉局

上記のように視力障害の認定基準に該当する症状がある場合は、障害者手帳の取得が可能になります。障害者手帳の取得には、主治医の診断書が必要になるため、希望する場合は主治医に相談しましょう。

黄斑ジストロフィーで障害年金を受け取れる?

黄斑ジストロフィーによって、日常生活や社会生活に影響が出ている場合、障害年金の受給対象となることがあります。障害年金は、障害者手帳とは別の基準で判断されることになり、程度によって1~3級に分類されます。また、障害年金には障害基礎年金と障害厚生年金の2種類があります。

【視覚障害による障害年金の認定基準(一部)】

出典:日本年金機構

障害年金の受給にも、障害者手帳の取得と同様に主治医の診断書が必要になります。

【黄斑ジストロフィーで障害年金を受け取れた事例】

紹介するのは、黄斑ジストロフィーによって障害厚生年金1級と認定された事例です。

こちらの方は、急速に目に関する症状が発現するようになり、明るい場所から暗い場所へ移動した際の光の調整が困難となり、仕事や日常生活に大きな影響が出るようになりました。

その結果、障害厚生年金1級と認定され、年額約115万円を受給できることになりました。

出典:Sen社会保険労務士法人

黄斑ジストロフィーの人が向いてる仕事に転職する方法

最後に、黄斑ジストロフィーの人が向いてる仕事に転職するための2つの方法について、それぞれ解説します。

体調が不安定な場合は就労移行支援を利用する

体調が不安定、もしくは発病からの時間が短く症状に慣れていない場合は、就労移行支援で就職活動や転職活動の準備をすることをおすすめします。就労移行支援は、実務で役立つスキルや企業で働くために必要な知識を学ぶことができる就労支援施設です。

就労移行支援で学べるスキルや知識は以下の通りです。

カリキュラムに沿って、上記のスキルを学びながら就職活動、転職活動の支援を受けることができます。就労移行支援では、最大で2年間の時間をかけながら就職活動の準備が行えるため、体調の様子を見ながら就職するタイミングを見極めたいという人におすすめの就職方法です。

就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

また、私たち障害者雇用バンクでは、就労移行支援事業所「エラビバ就労支援」を運営しています。関東で就労移行支援事業所をお探しの場合は、ぜひ無料見学にお越しください。

障害者雇用専門の転職エージェントを利用する

すでに体調が安定しておりすぐに就職をしたい場合や、現在の職場からの転職を検討している場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。

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【転職エージェントの支援内容】

転職エージェントのサポート内容でも、特に重要なものが求人の紹介です。障害の内容や本人の希望に応じて、転職エージェントが所有している求人の中から適切な求人を紹介してもらうことができます。さらに、一般には公開されていない非公開求人の紹介を受けることができる場合もあるため、就職活動や転職活動の幅を広げることが可能です。

また転職エージェントは、全てのサービスを無料で利用できるというメリットもあります。就職活動や転職活動を行う際は、積極的に活用していきましょう。

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