重症筋無力症の人に向いてる仕事・おすすめ求人3選。やってはいけないことも解説

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筋肉を使用するにつれて力が入りにくくなっていく病気である重症筋無力症。指定難病にも該当する病気です。

今回は、重症筋無力症の人がやってはいけないことや向いてる仕事について、具体的に解説します。

重症筋無力症とは?

まず、重症筋無力症について詳しく解説します。

重症筋無力症の概要

重症筋無力症は全身の筋肉が弱くなる病気で、手足を動かすと筋肉がすぐに疲れて力が入らなくなる症状が出ることが特徴です。

指定難病に分類され、2018年時点で約30.000人が発症しているという調査結果があります。 

自己免疫異常が原因とされており、他人に感染したり、子供に遺伝したりする心配はない病気です。

出典:MGスクエア重症筋無力症情報サイト重症筋無力症について

重症筋無力症の症状

重症筋無力症では、筋肉の力が入らなくなる部位ごとにさまざまな症状が現れます。

どの症状が発現するのかは人によって異なり、朝起きた時と比較して筋肉を使用した夕方以降に症状が強まる傾向があります。

なお、筋力低下の起こる部分は自分の意志で動かすことのできる筋肉(随意筋)のみで、心臓や内蔵などの平滑筋の力が弱くなることはないとされています。

出典:MGスクエア重症筋無力症情報サイト難病・慢性疾患全国フォーラム /p>

重症筋無力症の治療法

重症筋無力症は慢性疾患に分類され、完治を目指すことが難しい病気です。

一方で、社会生活が送れるように症状をコントロールすることはほとんどの場合可能であるという側面もあります。

重症筋無力症の治療は、まず治療目標を明確にすることから始めます。治療目標は人によって異なり、以下のような目標を最初に設定します。

【治療目標の例】

治療目標は人によって異なりますが、大前提は、「可能な限り服薬量を抑え、日常生活の質を高める。そしてそれを維持する」ことになります。

重症筋無力症の治療は、症状の改善を図る「立ち上げ療法」と、悪化を防ぐための「維持療法」に分けられ、個々の状態や併存疾患などを考慮して治療法が選択されます。

立ち上げ療法には、血液浄化療法、ガンマグロブリン大量静注療法およびステロイドパルス療法があり、維持療法では服薬治療が行われます。

出典:聖マリアンナ医療大学重症筋無力症についてMGユナイテッド

重症筋無力症の人がやってはいけないこととは?

重症筋無力症の人には、病気の関係でやってはいけないとされていることがあります。

重症筋無力症の人がやってはいけないとされる主な事柄は、特定の薬剤の使用、疲れやストレスを貯めること、ワクチンの接種、飲酒喫煙、妊娠出産、手術が挙げられます。

服用する薬や接種するワクチンについては、例えば睡眠薬や精神安定剤、生ワクチンなどの使用は禁忌とされています。インフルエンザワクチンのような不活性ワクチンであれば問題ないとされていますが、接種可能なワクチンや薬剤を自分で判断することは危険なため、必ず主治医へ相談する必要があります。

疲労やストレス、外傷、感染症については、症状を悪化させる可能性があるため、疲労やストレス・外傷・感染症のリスクを避けることを前提とした行動をとることが必要です。

アルコールの摂取や喫煙についても同様に、症状の悪化を招く可能性があるため、控えることが推奨されています。

妊娠出産、手術をする場合は特に適切な対応をする必要があるため、主治医へ必ず相談するようにしましょう。

重症筋無力症が仕事に与える影響

重症筋無力症は、症状が出ている部位によって仕事に与える影響が異なります。

例えば、顔の筋肉(表情が作れなくなる・感情に合った表情にならないなど)の症状が出ている場合は、接客業や営業職など、対面で人とコミュニケーションをとる仕事は難しくなります。

目の疲れなどの症状が強い場合は、常にパソコンを見続けるような仕事は大きな負担がかかってしまう可能性があります。

手足の筋肉に症状が出ている場合は、立ち仕事や力仕事は難しくなります。

上記のように、症状に応じて避けるべき仕事が変わってくるのが重症筋無力症の特長ですが、いずれの症状においても同様に言えることは、疲労やストレス、感染症などによって症状が悪化する可能性がある点です。

そのため、仕事選びの際には、可能な限り、仕事による疲労やストレスが溜まりにくい仕事環境を優先するようにしましょう。

具体的には、身体的に負担がかかりやすい肉体労働や立ち仕事、人間関係が悪い職場での就労、クレーム対応、過度な残業などが含まれる仕事環境などは避ける必要があります。

また、感染症の懸念があるため、不特定多数の人と接する接客業も避けるのがベストです。

重症筋無力症の人に向いてる仕事

重症筋無力症の人に向いてる仕事としては、自分のペースでできる仕事、心身への負担が少ない仕事、そして周りからのサポートが受けやすい仕事であることが重要です。

【仕事例】

上記の職種であれば、重症筋無力症でも無理のない範囲で働くことが可能です。

さらに、在宅勤務をすることで感染症のリスクを軽減し、通勤による体への負担も軽減できます。完全在宅もしくは、在宅勤務と出勤を行うハイブリッド勤務が可能な求人もおすすめです。

重症筋無力症の人におすすめの求人

NECネッツエスアイ

【求人情報】

こちらは、NECグループのNECネッツエスアイが募集している一般事務の求人です。

業務内容はデータ入力や資料作成、そして電話対応といった比較的簡単な事務作業になります。さらに応募資格のハードルも低く設定されているため、事務職として経験を積みたい人におすすめの求人です。

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エクスウェア

【求人情報】

こちらはエクスウェア株式会社が募集しているエンジニアの求人です。

エンジニアとして様々な業務を担当することができるため、キャリアアップを目指している人におすすめの求人です。

また完全在宅勤務が可能となっているため、感染症のリスクや通勤による心身への負荷を軽減しながら働くことができます。

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ジョンソン・エンド・ジョンソン

【求人情報】

こちらは、ジョンソン・エンド・ジョンソンが募集している事務職の求人です。事務職のオープンポジションとなっているため、希望と経験に応じて適切なポジションへの配属となります。

業務内容は配属ポジションによって決定します。

さらに在宅と出勤のハイブリッド勤務の選択もできるため、こちらのエクスウェアの求人と同様のメリットがあります。

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社の求人はこちらからご覧ください。

重症筋無力症の人は障害者雇用で働ける?

障害者雇用での就職は、企業側から障害への合理的配慮を受けながら働けるため、仕事による心身への負担を軽減することができます。

障害者雇用で働くためには障害者手帳の取得が必要になりますが、重症筋無力症と診断されるだけでは障害者手帳の取得はできません。

しかし、症状によって日常生活に大きな影響が出ている場合には、障害と認定され、障害者手帳の取得対象となる可能性があります。

例えば、呼吸機能に症状が出ていて日常生活が著しく制限されている場合は呼吸機能障害の認定対象となるため、障害者手帳を取得できる可能性があります。

【例:呼吸機能障害の認定基準】

呼吸機能以外にも、手足に強い症状が出ている場合は、肢体不自由による身体障害と認定される可能性があります。

障害者手帳の取得は主治医の判断になるため、取得を希望する場合はまず主治医に相談するようにしましょう。

出典:福島県公式サイト

重症筋無力症で障害年金は受け取れる?

重症筋無力症を発症したことにより、日常生活に大きな影響が出ている場合、障害年金を受給できる可能性があります。

障害年金は、障害厚生年金と障害基礎年金の二種類に分類され、病状の程度によって1〜3級に分類されます。

【参考:障害年金における運動障害の認定基準】

なお障害年金と障害者手帳の認定は、異なる判断基準のもと行われるため、注意するようにしましょう。

障害年金の申請に関しても、障害者手帳の取得と同様に主治医が作成した診断書が必要になるため、受給を希望する場合はまず主治医へ相談しましょう。

出典:社労士事務所ウィル

事例1. 障害厚生年金2級に認定されたケース(50代女性)

こちらは、全身の倦怠感や四肢の筋力の低下により、掃除・洗濯・炊事などの家事ができない状態となり、障害年金の受給に至ったケースです。

診断までの経緯は、同僚から「目がとろんとしている」などの指摘を受けるようになったり、食べ物が飲み込みにくい、しゃべりにくいなどの症状が出てきて、やがて食事や水を摂る際にむせることが多くなり、違和感を覚えたことが受診のきっかけとなりました。結果的に、重症筋無力症と診断されました。

その後は手足の筋力の低下が進み、つまづいたり転倒することが頻発。また、腕を上げたり物を持つことができなくなり、入浴や歯磨きなど日常生活の動作にも支障が出るようになりました。最終的には、後頸部の筋力低下、咀嚼障害、眼瞼下垂なども進み、全介助に近い状態になったことで、障害年金の申請を実施。障害厚生年金2級と認定され、その月から受給できることになりました。(障害厚生年金2級の支給額の目安:月額 約10~12万円)

出典:全国障害年金郵送申請サポート障害年金支援ネットワーク

事例2. 障害厚生年金3級に認定されたケース

こちらのケースでは、申請時点から10年ほど前にまぶたが下がる、物が二重に見えるという症状が出るようになり、眼科を受診しました。

さらに食べ物が飲み込みにくい、呂律が回らないといった口元の症状も出ていたこともあり、再度神経内科を受診し、重症性筋無力症と診断されました。

申請時点の症状としては、明らかな筋力の低下は見られなかったものの、少しの事で疲れてしまい、特に夕方以降は倦怠感が強く、立ってトイレへ行く事もままならない状態になりました。

日常生活に与える影響の大きさから、障害厚生年金3級と認定され、年額約58万円の障害年金の受給が決定しました。

出典:鹿児島障害年金サポートセンター

重症筋無力症の人が向いてる仕事に就職する方法

最後に、重症性筋無力症の人が向いてる仕事に就く方法について解説します。

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就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

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