下垂体前葉機能低下症の人に向いてる仕事・実際の求人おすすめ3選

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下垂体前葉機能低下症は、脳の下垂体から生成されるホルモンが減少することで、様々な症状が現れる難病です。

今回は、下垂体前葉機能低下症の人におすすめの仕事や求人例を解説します。

下垂体前葉機能低下症とは

まずは下垂体前葉機能低下症について、具体的に解説します。

下垂体前葉機能低下症の概要

下垂体前葉機能低下症は、脳の下垂体から生成される6つのホルモンのすべて、もしくは一部が充分に生成されなくなる病気で、指定難病に該当します。

6つのホルモンは、以下の通りです。

生成量が低下するホルモンの種類によって、様々な症状が現れます。

発症原因は複数あり、下記がその一部です。

【発症原因の例】

出典:Medical NoteMSDマニュアル

下垂体前葉機能低下症の症状

低下するホルモンごとの症状は以下の通りです。

生成量が低下したホルモンに応じて上記の症状が現れ、複数のホルモンの生成量が低下した場合は、多数の症状が出る可能性があります。

下垂体前葉機能低下症の治療法

発症原因が下垂体腫瘍の場合は、外科手術もしくは薬による腫瘍の除去が最初の治療として行われます。

下垂体機能低下症に対しては、不足しているホルモンを補充するホルモン補充療法が行われます。

ACTH低下症の場合はコルチゾール、TSH低下症の場合は甲状腺ホルモンを補充します。これらは、生命維持のために必ず行わなければいけない治療です。

女性ホルモンや男性ホルモン(LH・FSH)が低下している場合は、妊娠の希望の有無によって、治療が選択されます。

成長ホルモン(GH)が低下している場合は、自分で皮下注射を毎日行う治療を行います。そして、プロラクチン(PRL)に関しては基本的に治療が不要になりますが、無月経の症状が出た場合は、服薬治療が行われます。

出典:浜松北病院難病情報センター

下垂体前葉機能低下症が仕事に与える影響

副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)や甲状腺刺激ホルモン(TSH)が減少していると、体力の低下や倦怠感、食欲不振といった症状が現れます。

体力の低下や倦怠感があると、現場仕事などの肉体労働や1日中立ち続けないといけない工場勤務など、身体的に負担の大きな仕事ができなくなってしまいます。また、長時間勤務や不規則な勤務時間が必要になる仕事も向いていません。

倦怠感や抑うつの症状がある場合は、仕事に集中できなくなったり、突発的に仕事を休んだりしてしまう可能性があります。

それ以外のGH・LH・FSH・PRLに関する症状の場合は、日常生活への影響が出ていない限り仕事への影響は少ないでしょう。

下垂体前葉機能低下症の人に向いてる仕事

下垂体前葉機能低下症の症状で、仕事への影響が特に大きいのは前述の通り体力の低下や倦怠感です。

デスクワークであれば、それらの影響を軽減しながら働くことができます。

また、職種だけでなく職場環境も重要です。

下垂体前葉機能低下症は、発症原因であるホルモンの減少や、倦怠感などの各症状は、全て目に見えないことです。そのため、病気に対する正しい理解のある職場を選ぶ必要があります。

業務内容を調整してくれたり、体調が悪い時に気兼ねなく休めたりできるような職場であれば心身への負担を軽減しながら働けます。

障害者雇用を積極的に行っている企業や、社員の離職率が低い企業は、難病への理解がある可能性が高いため、そういった点を会社を選ぶ時の判断基準の1つに入れることがおすすめです。

下垂体前葉機能低下症の人におすすめの実際の求人3選

三井E&S

【求人情報】

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こちらは三井グループである、三井E&Sの一般事務の求人です。

業務内容は、書類のファイリングやデータ入力など、事務経験が少ない人でも対応ができるものが中心となっています。

また、月給の最低ラインが18万円となっているため、収入が安定している点もこの求人の特徴です。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

リンクレア

【求人情報】

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こちらは、リンクレアが募集しているエンジニアの求人です。

クライアントの受注案件の情報システム開発における用件定義や設計、製造、テスト業務、さらに社内業務システムの保守やメンテナンス業務を担当します。

一定の経験が求められますが、エンジニアとしてのキャリアアップが目指せる求人です。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

グッドラック・コーポレーション

【求人情報】

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こちらは、グッドラック・コーポレーションが募集している、フォトデザイナー・映像制作の求人です。

クリエイティブ関連の業務と、それに関わる事務業務の担当となります。

該当する業務の経験が必要になりますが、クリエイティブな仕事をしたい人におすすめの求人です。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

下垂体前葉機能低下症の人は障害者雇用で働ける?

障害者雇用で働く場合は、障害者手帳の取得が必要になります。

下垂体前葉機能低下症は、障害ではなく難病に該当する病気ではありますが、場合によっては障害者手帳の取得対象になることがあります。

障害者手帳の取得に関しては、主治医の判断が必要になるため、障害者雇用での就労を希望する場合は、まず主治医に相談しましょう。

障害者雇用で就職すると、業務内容の変更や勤務時間の調整など、障害や難病に対して配慮を受けながら働けます。

障害者手帳を取得できた場合は、障害者雇用での就労をおすすめします。

下垂体前葉機能低下症で障害年金を受け取れた事例

下垂体前葉機能低下症を発症すると、障害年金を受け取れるケースがあります。

事例. 障害厚生年金2級に認められたケース(40代・女性)

こちらは、下垂体前葉機能低下症により、障害厚生年金2級と認められたケースです。

著しい全身の倦怠感など、病気の症状により生活に影響が出ている状態でした。

その症状により障害厚生年金2級と認定され、年間160万円の年金を支給されることになりました。

出典:障害年金総合相談センター

下垂体前葉機能低下症の人が向いてる仕事に転職する方法

最後に、下垂体前葉機能低下症の人が向いてる仕事に転職する方法を紹介します。

就労移行支援を利用する

就労移行支援は、難病や障害を持った人が転職を目指すために利用する就労支援施設です。

選考サポートなど、転職活動に関する直接的なサポートが受けられるだけでなく、一般就労で役立つ様々なスキルを学ぶことができます。

【就労移行支援で学べるスキルの例】

学べるスキルは事業所ごとに異なるため、自分の希望に合ったスキルが学べる事業所を選びましょう。

就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

また私たち障害者雇用バンクでは、就労移行支援事業所「エラビバ就労支援」を運営しています。関東で就労移行支援事業所をお探しの場合は、ぜひ無料見学にお越しください。

転職エージェント・ハローワークを利用する

転職活動をするためには、ハローワークや転職エージェントを利用することもおすすめです。

ハローワークと転職エージェントは、どちらも求人の紹介や面接練習、選考書類作成サポートなど、転職活動全般のサポートが受けられます。

ハローワークと転職エージェントの違いとしては、求人の内容が挙げられます。

ハローワークは、企業が無料で求人を掲載できるため、転職エージェントと比較すると非常に多くの求人が掲載されています。

ハローワークについては、こちらの記事「ハローワークの障害者求人を紹介!良い求人に出会うコツは?」にて詳しく解説しています。

それに対して転職エージェントは、エージェントが精査した求人のみが掲載されているため、求人の数はハローワークと比較すると少なくなります。しかし、その分給与が高かったり、キャリアアップにつながったりするような質の高い求人が掲載されています。

料金 運営方法 サポート体制 求人の数 求人の質 拠点
ハローワーク 無料 税金で運営 担当者ごとにばらつきあり 多い 玉石混交 全国各地
転職エージェント 無料 企業から紹介料を得て運営 専門の転職コンサルタントが手厚くサポート 少ない(ハローワークと比較すると) 選ばれた求人のみ掲載 エージェントによる ※Web会議や電話で相談できる場合もある

障害者枠で選考を受ける場合、転職エージェントのサポートを受けることで、

ハローワークや転職エージェントは、複雑な手続きが不要で、かつ無料で全てのサービスを利用できる点も大きなメリットです。

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