クローン病の人に向いてる仕事・おすすめの求人を紹介

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腸に炎症を起こす炎症性腸疾患の1つであるクローン病。クローン病は、指定難病にも該当する病気です。

今回は、このクローン病の人におすすめの仕事や実際の求人について解説します。

クローン病とは

まずはクローン病について、詳しく解説します。

クローン病の概要

クローン病は、腸に炎症を起こす炎症性腸疾患の1つで、指定難病に認定されている病気です。口から肛門までの消化管に、ただれや潰瘍が起きる病気で、特に小腸と大腸での発生が多いとされています。

クローン病と似た病気に潰瘍性大腸炎があります。潰瘍性大腸炎もクローン病と同様に、炎症性腸疾患かつ指定難病に分類される病気です。

どちらの病気も症状は似ていますが、クローン病が消化管全てに病変が発生する可能性があるのに対して、潰瘍性大腸炎は大腸にのみ病変が発生します。

潰瘍性大腸炎については、こちらの記事「潰瘍性大腸炎の人に向いてる仕事・おすすめ求人3選 クローン病との違いも解説」にて詳しく解説しています。

またクローン病は、症状が落ち着いている時期と悪い時期を繰り返すことも特徴の1つです。しかし症状が落ち着いているときでも病状が悪化していることもあるため注意が必要です。

出典:新横浜国際クリニック

クローン病の症状

クローン病の症状の現れ方は、病変が発生している場所によって異なりますが、代表的な症状は下痢と腹痛で、クローン病を発症した人の半数以上に発生します。

それ以外では、

といった症状が現れる場合があります。

また、痔瘻や肛門周囲膿瘍といった肛門の症状が現れることも少なくありません。

クローン病の治療法

クローン病の治療方法には、内科的治療と外科的治療があります。

内科的治療の1つは、腸管への刺激を軽減することや腹痛、下痢の症状を緩和するための栄養療法と食事療法、もう1つは、症状の状況に合わせた服薬治療があります。

そして、内科的治療の効果が見られない時や、症状が重い場合には、手術による外科的治療が選択されます。

クローン病が仕事に与える影響

クローン病の代表的な症状である下痢は、働く上でも影響があります。

例えば、下痢の症状が強いと突発的、そして頻繁にトイレに行くことになるため、仕事に集中できなかったり、作業効率が悪くなったりしてしまいます。

会議や商談が多かったり、少人数体制での接客業のように自由にトイレに行くことができない仕事をするのは身体的にも精神的にも負担になってしまいます。

そして、出社前や通勤時に下痢の症状が出ることで、遅刻をしてしまうことも考えられます。

また、下痢以外の倦怠感や発熱、貧血の症状があると、肉体労働や長時間の労働のような身体的な負担の大きな仕事や働き方はできなくなります。

クローン病の人に向いてる仕事とは

続いて、クローン病の人に向いてる仕事について解説します。

クローン病の人が働きやすい環境

クローン病の人は、自由にトイレに行ける環境で働くことで、下痢に対する不安を軽減しながら働けます。

そのため、オフィス内で全ての業務が完結するデスクワークができる職種がおすすめです。

デスクワークができる職種は、在宅ワークができることもメリットです。在宅ワークであれば、自由に自宅のトイレを利用でき、また通勤をする必要もないため、常にトイレの心配があるクローン病の人にとって非常に働きやすい環境となります。

また、一緒に働く人が病気に対して理解をしてくれていることも大切です。

トイレに行く回数が健常者よりも多かったり、倦怠感や貧血といった目に見えない症状が多かったりするため、周りから見ると仕事をサボっているように見えてしまうこともあります。

そういった事情に対して、病気が理由であることを理解してくれる職場であれば、精神的な負担も軽減できます。

クローン病の人に向いてる仕事

クローン病の人におすすめの職種としては、デスクワークの職種と、在宅ワークができる職種です。

それぞれ基本的には共通しており、下記の職種が該当します。

クローン病の人におすすめの求人

大塚商会

【求人情報】

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こちらは大塚商会の営業事務の求人です。

業務内容は、営業部のサポートで書類作成などのデスクワークが主な業務です。

業務の全てがオフィス内で完結するため、トイレに対する心配をする必要なく仕事に取り組めます。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

伊藤忠マシンテクノス

【求人情報】

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こちらは、伊藤忠マシンテクノスの一般事務の求人です。

業務内容はデータ入力やファイリングなど、簡単な業務が多く、かつミーティングなど時間が決められた業務も限られています。

そのため、仕事中に症状が現れたとしても、時間を気にすることなくトイレに行くことができます。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

リンクレア

【求人情報】

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こちらは、リンクレアが募集しているエンジニアの求人です。

情報システム開発における要件定義や設計、テスト業務や、社内システムの保守、メンテナンス業務など、エンジニアとしての経験を活かせる様々な業務を担当できます。

在宅勤務の相談が可能となっているので、自宅で安心した状態で仕事が行えます。

興味がある方はぜひこちらから応募してみてください。

クローン病の人は障害者雇用で働ける?

障害者雇用は、一般雇用と比較すると、業務内容の変更や勤務時間の調整など、配慮を受けながら働けます。

しかし、障害者雇用で働くためには障害者手帳の取得が必要となります。

クローン病自体は障害ではなく難病ですが、症状によっては直腸機能障害として、障害者手帳を取得できる場合があります。

障害者雇用での就労を希望する場合は、まず自分が障害者手帳の取得対象かどうかについて主治医に確認してみましょう。

クローン病の症状により障害年金を受給した事例

クローン病を発症すると、障害年金を受給できる場合があります。実際に、クローン病を発症して障害年金を受給した人の例を紹介します。

事例1. 障害基礎年金2級に認められたケース(40代男性)

こちらの男性は、10年以上前にクローン病を発症しました。しかし、症状が悪化し、外出もままならない状況になり、仕事もできなくなってしまいました。

それにより収入がなくなってしまったことで、障害基礎年金の受給が認められ、年間で約78万円を受け取れることになりました。

出典:神奈川中央障害年金センター

事例2. 障害厚生年金3級に認められたケース(50代女性)

こちらの女性は、発熱や頭痛といった症状が現れたため受信したところ、クローン病と診断されました。

その後、人工肛門を装着することとなり、正社員での仕事からアルバイトの仕事に切り替えました。しかし、パート勤務も難しくなってしまったため退職し、収入がない状況になってしまいました。

出典:神奈川中央障害年金センター

クローン病の人がおすすめの仕事に転職するためには

最後に、クローン病の人が自分に向いてる仕事に転職する方法を解説します。

就労移行支援を利用する

就労移行支援は、クローン病のような難病や障害を持った人を対象とした就労支援施設です。

事業所に通いながらカリキュラムに沿って就労で役立つスキルを学べます。

【就労移行支援で学べるスキルの例】

カリキュラムに沿って基本的なことから学べるため、未経験から該当職種に転職したい人におすすめの転職方法です。

また、スキルを学べるだけでなく転職活動の直接的な支援も受けられます。

就労移行支援については、こちらの記事『「就労移行支援」は「就労継続支援」とどう違う?メリットとデメリットも解説!』にて詳しく解説しています。

なお、私たち障害者雇用バンクでは2023年11月1日より就労移行支援事業所「エラビバ就労移行」を開始しました。

詳細をお知りになりたい方はこちらをご覧ください。

転職エージェント・ハローワークを利用する

転職活動のもう1つの手段として、転職エージェントやハローワークの利用もおすすめです。

どちらのサービスも、転職活動全般のサポートを受けられます。

ハローワークと転職エージェントの違いとしては、求人の内容が挙げられます。

ハローワークは、企業側が無料で求人を掲載できるため、求人の質は様々ですが、非常に多くの求人が掲載されています。

ハローワークについては、こちらの記事「ハローワークの障害者求人を紹介!良い求人に出会うコツは?」にて詳しく解説しています。

それに対して、転職エージェントはエージェントが契約した企業の求人のみが掲載されています。そのため、掲載されている求人はすべて、エージェントが精査した質の高い求人となっています。

料金 運営方法 サポート体制 求人の数 求人の質 拠点
ハローワーク 無料 税金で運営 担当者ごとにばらつきあり 多い 玉石混交 全国各地
転職エージェント 無料 企業から紹介料を得て運営 専門の転職コンサルタントが手厚くサポート 少ない(ハローワークと比較すると) 選ばれた求人のみ掲載 エージェントによる ※Web会議や電話で相談できる場合もある

障害者枠で選考を受ける場合、転職エージェントのサポートを受けることで、

ハローワークや転職エージェントは、無料で全てのサービスを利用でき、複雑な手続きも不要なため、おすすめの転職方法です。

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