アスペルガーで障害者手帳を取得するデメリットは?おすすめ求人3選も紹介

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アスペルガー症候群は発達障害の1種で、障害者手帳の取得対象になる障害でもあります。そして、障害者手帳の取得には、さまざまなメリットがあります。

今回は、アスペルガー症候群の人が障害者手帳を取得するメリットや、障害者手帳の取得手順について解説します。

アスペルガー症候群で障害者手帳は取得できる?

アスペルガー症候群による障害者手帳の取得について、解説します。

アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群は、発達障害に該当する障害で、自閉症スペクトラム症(ASD)とも呼ばれています。

障害特性としては、対人関係に関するものとこだわりに関するものが代表的です。

【自閉症スペクトラム障害の症状例】

症状の種類や重さは人によって異なるため、自分の症状を正しく理解することが求められます。

出典:NCNP病院スマイルナビゲーター

アスペルガー症候群は障害者手帳の取得対象

アスペルガー症候群は発達障害の1種であるため、障害者手帳の取得対象となります。

アスペルガー症候群によって障害者手帳を取得する場合は、精神障害者保健福祉手帳を取得することになります。具体的な取得条件と等級分類は以下の通りです。

出典:厚生労働省

基本的に、症状によって就労ができていない、頻繁に人間関係のトラブルを起こすなど、日常生活や社会生活に影響が出ている人であれば取得対象となる可能性が高いとされています。

出典:厚生労働省

障害者手帳の取得にデメリットはない

障害者手帳を取得するメリットについて、具体的に解説します。

障害者手帳を持つことへの抵抗感は乗り越えるべき

障害者手帳を取得することにデメリットは一切ありませんが、障害者手帳を取得することは、障害があることを自分で認めることにもなるため、抵抗感を持つ人もいます。

しかし、障害を受け入れることは、障害による生活への影響を軽減するための第一歩になるため、その一環として障害者手帳の取得は重要になります。

また、障害者手帳を取得することで、会社から必要な配慮を受けられたり、国から支援金を受け取ることができる可能性が出てくるため、障害者手帳の取得対象に該当する場合は、取得することが推奨されます。

障害者手帳の取得にはメリットしかない

障害者手帳を取得することで、障害者雇用での就労が可能になり、会社側から業務面や勤怠面での配慮を受けることができます。さらに、国の制度を利用して金銭的な支援も受けられるようになります。

<会社から受けられる配慮の例>

会社側から受けられる配慮の例としては、

などがあります。障害によって担当が難しい業務がある場合は、それを業務内容から除外してもらったり、マニュアルの用意やダブルチェック体制によるサポートを受けることも可能です。

また、勤務時間の調整や、在宅勤務による通勤の免除など、心身への負担となることを避けるための配慮を得られる場合もあります。

具体的な配慮の内容は、企業のルールや障害の内容によっても変わるため、その点は入社前に確認するようにしましょう。また、障害者手帳を取得したからといって必ず障害者雇用で働かなければならないわけではなく、一般枠での就職も可能なため、その点の懸念は不要です。

<国からの金銭面での支援の例>

障害者手帳を取得することで、公共交通機関や娯楽施設の割引や、控除額の増額による減税、手当金の支給など、金銭的なメリットも多数あります。

【金銭的な支援の例】

上記のように、交通機関や各種サービスの利用料の割引や、現金の支給など、様々な金銭的な支援を受けることが可能になります。これらの金銭的な支援の中には、すべての障害者に一律で支給されるのではなく、障害の内容や程度によって、対象となる条件が設定されているものもあるため、自分が対象になるか不明な場合は、役所などで確認しましょう。

アスペルガー症候群で障害基礎年金2級を受給できた事例

こちらは、アスペルガー症候群によって障害基礎年金2級を受給した20代男性の事例です。

こちらの男性は、幼少期から集団行動が苦手で、孤立することが多かったそうです。成績が優秀だったこともあり、両親は成長するにつれてコミュニケーション能力も向上すると考えていました。

しかし、年齢を重ねても改善が見られず、特に相手の気持ちを理解することができなかったとのことです。それにより、就職後も目上の人と度々トラブルを起こし、徐々に出勤することができなくなりました。さらにうつの症状も発現したことで、外出もできなくなり、日常生活の大半を両親が支援している状態でした。

結果として障害基礎年金2級と認定され、年額約78万円を受け取れることになりました。

出典:大阪障害年金サポートセンター

障害者手帳の取得手順

障害者手帳の取得手順は以下の通りです。

障害者手帳の取得では、主治医が発行した診断書が必要になるため、まずは主治医に手帳取得の旨を相談しましょう。その後、居住地の役所に診断書と、役所で配布されている「精神障害者保健福祉手帳申請書」、証明写真(縦4cm・横3cm)を提出し、申請を行います。

障害者手帳の発行には、申込から2~3ヶ月ほどの時間がかかることがあるため、その点には注意しましょう。

アスペルガー症候群の人におすすめの求人3選

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