【求人4選】特例子会社の給料だと生活できない?実際の求人とともに給料アップの方法を解説

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障害に関する徹底した配慮を受けながら働くことができる特例子会社。働きやすさがある一方で、給料面に不安を感じる人もいます。

本記事では、特例子会社の給料について一般企業と比較をしながら解説します。

特例子会社の給料だと生活できない?

特例子会社の求人の中には、一般企業の障害者枠と比較すると給料が低額のものもあるため、特例子会社に勤めている人の中には生活が厳しいと感じている人もいるかもしれません。

しかし、特例子会社の求人の中には、一般企業の障害者枠求人と同水準のものも一定数存在しており、月給20万~25万円程度の給料を受け取ることは十分に可能です。

さらに、特例子会社は大手企業が親会社になっているケースが多く、福利厚生の手厚さや経営の安定性など、特例子会社ならではのメリットもあります。

特例子会社で給与水準が高い求人4選 

マイナビパートナーズ

【求人情報】

マイナビパートナーズは、マイナビグループの特例子会社です。

業務内容は、社内郵便の対応は資料の仕分け、データ入力など、比較的簡単で心身への負担が少ない業務を担当します。

事務職の実務経験がなくても応募可能な点も、この求人の特徴です。これまでの業務経験によっては、入社時点での年収が300万円以上となるケースもあります。

株式会社マイナビパートナーズの求人はこちらからご覧ください。

パーソルダイバース

【求人情報】

パーソルダイバースはパーソルグループの特例子会社以上となるケースもあります、こちらも簡単な事務作業が担当業務の中心となっています。

全ての業務に対してマニュアルが用意されており、業務に関する細かいレクチャーを受けることができるため、新しいことを覚えるのが苦手な人や職歴にブランクがある人でも安心して働くことができます。

パーソルダイバース株式会社の求人はこちらからご覧ください。

博報堂DYアイ・オー

【求人情報】

博報堂DYアイ・オーは、博報堂グループの特例子会社です。

マクロ開発などを担当するプログラマーの求人となっており、プログラマーとしての実務経験が求められる反面、年収も300万円以上と高めに設定されています。

株式会社博報堂DYアイ・オーの求人はこちらからご覧ください。

楽天ソシオビジネス

【求人情報】

こちらは楽天グループの特例子会社である楽天ソシオビジネスが募集している、エンジニアの求人です。

前述の求人と同様にエンジニア関連のポジションでの募集となっており、これまでの経験をもとに担当業務が決まるため、エンジニアとしての職歴に自信がある人であれば、一般企業と同水準の給与を受け取ることができます。

楽天ソシオビジネス株式会社の求人はこちらからご覧ください。

特例子会社の平均給料

続いて、特例子会社と一般企業(障害者枠)の平均給与を比較します。

まずは特例子会社の平均給与についてです。野村総合研究所による調査(2018年)によると、特例子会社で働く障害者の方の平均年収は次の通りとなっています。

<特例子会社の平均年収>

出典:野村総合研究所

特例子会社で働く人のうち、最も割合が多いのは年収151~200万円で全体の33.8%を占めており、80%近くの人の年収は250万円以下となっています。

それに対し、一般企業の障害者雇用を含めた場合の平均年収は、厚生労働省の調査によると258万円(※身体障害者平均、月収21.5万円換算)程度となってなっています。

平均給料を比較すると、やはり一般企業の障害者雇用の方が、やや給与が高い傾向にあるといえます。

なお、障害者雇用専門の転職/就職エージェントである「障害者雇用バンク」が保有する特例子会社の求人は高待遇なものが多く、特例子会社でも平均年収が265万円程度(※)となっています。

特例子会社で高給与の求人をお探しの際は、ぜひ障害者雇用バンクにご登録ください。

(※)障害者雇用バンクが保有する特例子会社求人における平均年収で算出

特例子会社の給料が低い理由

特例子会社の給与が低い理由としては、入社ハードルが低いことや、業務内容が簡単な求人が多いことが挙げられます。

特例子会社の求人の多くは、実務未経験の人やスキルに自信がない人でも応募可能となっています。一般的に、より高度な業務ができる人ほど給与が高くなる傾向があるため、入社ハードルが低く、業務内容も簡単なものが割り振られやすい特例子会社の給料は低くなりがちです。

一方で、未経験でも採用されやすい、障害への配慮が手厚く業務による負担も少ないというメリットもあるため、一概に一般企業の方が良いとはいえず、さまざまな条件を踏まえて、より自分に合った企業を選ぶことが、非常に重要なポイントになります。

特例子会社で働く人が給料を上げる方法

続いて、現在特例子会社で働いている人に向けて、給料を上げる方法を解説します。

特定分野の知識や経験を重ねて出来ることを増やす

前述の通り、担当できる業務範囲が広い、もしくは専門性の高い業務ができる人ほど、給料は高くなる傾向があります。例えば、プログラミングや高度なExcelのスキルを活かした事務業務などができると、その分給料は上昇する傾向があります。

そのため、

(A)給与が低くても業務経験を積める職種に転籍または転職し、業務経験を積んでから再び経験者向けの仕事に転職する
(B)給与が貰えなくても、就労移行支援や職業訓練を活用して特定の業務経験を積んでから再就職する

上記どちらかのステップを踏むことで、経験者として扱われやすくなるため、経験者向けの高待遇求人にチャレンジできるようになります。

体調を安定させて勤務時間を増やす

勤務時間を伸ばすことも、給料を上げる方法の1つです。仮に同じ業務を担当できるとしても、フルタイムで働ける人と時短勤務の人では、当然フルタイム勤務ができる人の方が給料は高くなります。

そのため、もし現在時短勤務を選択している場合は、勤務時間を伸ばすことも選択肢として考えてみましょう。

もちろんフルタイムでの就労は、心身への負担も大きくなるため、体調が安定していなければ難しいでしょう。現在の体調に不安がある人は、まず主治医と相談しながら無理のない範囲で就労し、徐々に勤務時間を伸ばすようにしましょう。

転職エージェントを活用し一般企業へ転職する

給与水準が高い一般企業への転職は、最も確実に給料を上げる方法です。先ほど解説したように、特例子会社より一般企業の障害者枠の方が平均給与は高く設定されている傾向があります。

そのため、自分の希望する給料が受け取れる一般企業への転職もおすすめの選択肢です。

転職活動の際は、障害者雇用専門の転職エージェントを利用することで、転職の成功確率がを引き上げることができます。転職エージェントでは、求人の紹介をはじめとした包括的な転職支援を受けることができます。

障害者雇用バンクでは、特例子会社の求人を含め、障害者枠の平均給与を上回る条件の求人のご紹介も可能となっていますので、給与水準の高い求人をお探しの際は、ぜひこちらからご登録ください。

生活費が足りない場合は障害年金を検討する

ここまで給料を上げる方法について解説しましたが、体調に不安がある場合は、フルタイムでの勤務が難しい等の理由で、生活費の問題を解決することが困難であることがあります。その場合は、障害年金の受給を検討しましょう。

障害年金とは、障害により社会生活に大きな影響が出ている人を対象とした制度で、障害基礎年金(1~3級)と障害厚生年金(1~2級)に分類され、症状の内容や重さによって等級が決定され、認定された等級に応じた給付金を受け取ることができます。

障害年金の認定基準は下記の通りです。

出典:厚生労働省

障害年金は、全ての障害種別、そして難病も受給対象となっています。細かな受給条件や受給金額は、障害の内容や程度によって異なるため、障害年金の受給を希望する場合はまず主治医に相談しましょう。

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