分散型の雇用から集約型の雇用への転換を実現ーーサテライトオフィスと二人三脚ではじめての障害者雇用に取り組んだエー・ピーホールディングス

株式会社エー・ピーホールディングス

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事業内容
「塚田農場」「四十八漁場」を初めとした飲食店を全国で195店舗以上展開。
「食のあるべき姿を追求する」というミッションのもと、食品の生産(一次産業)から流通(二次産業)、販売(三次産業)に至るまでの全てを一貫して手がける独自の『生販直結』という六次産業化ビジネスモデルを構築しています。

店舗での分散型の雇用から集約型の雇用への転換

—— はじめに、サテライトオフィスご利用前の貴社の障害者雇用の状況を教えてください。
株式会社エー・ピーホールディングス 取締役上級執行役員
株式会社エー・ピーカンパニー 代表取締役社長
横澤 様

弊社の障害者雇用は、店舗にて採用した方が偶然障害者手帳を所持していたケースが主であり、おのずと店舗メインで雇用を進めていた状況でした。
そのため、障害者雇用においてのマネジメントも各店舗に一任する管理体制であり、定着率は、各店舗の職場環境やサポート体制によってばらつきがある状態でしたね。

—— エラビバ サテライトオフィスをどのように知りましたか?

当時は、年々店舗数も増加し、そこに比例する形で従業員数も増加している状況であったため、店舗での採用に限界を感じており、会社として障害者雇用を 店舗での分散型の雇用から集約型の雇用への転換を検討していた際に、知り合いの経営者から紹介を受けたのがHANDICAP CLOUD社でした。
当時は、集約型の雇用を行うにも、会社としてのノウハウもなく、どう進めていいのか右も左も分からない中だったのですが、企業向けの障害者雇用支援サービスと聞くと農園型の様な”自社業務とは無縁の業務を担ってもらう雇用代行”のイメージが強く、弊社のポリシーには合わないと思い、選択肢としてはそこまで有力ではなかったのですが、自分たちだけで内製化を進めていくことに限界を感じていたことも事実でしたので、「とりあえず一度話を聞いてみよう」と思いお会いさせていただいたのがはじめての出会いでした。

障害者メンバーが活躍できる雇用の実現性と拡張性

—— エラビバ サテライトオフィスを導入していただいた経緯を教えていただけますか?

他社さんの障害者雇用支援サービスも拝見していたのですが、HANDICAP CLOUDさんのエラビバサテライトオフィスでは、自社業務での障害者雇用をうたっており、様々な業種の導入事例もあり、障害者メンバーが活躍できる雇用の実現性と拡張性を一番感じたことが、導入の決め手ですね。

会社が掲げているミッションの「食のあるべき姿を追求する」は、食産業そのものの綻びを再生し、大きくしていくための取り組みを示しています。そのため、社員一人ひとりの働き方も「あるべき姿」を追求していく弊社では、雇用率という数字を達成するための障害者雇用ではなく、障害者メンバーも弊社の一員として活躍する雇用という軸はぶらさずに集約型の雇用に取り組んでいきたいという思いがありました。
そうした中でHANDICAP CLOUDさんは、複数回対話を繰り返す中で、弊社業務の洗い出しからご支援いただき、切り出し業務の具体的な内容や運用方法までも提案いただけたため、導入前から具体的な雇用イメージが掴めました。
また、同席していた担当者も同様に導入後のイメージが描けており、導入に対して前向きであったことで、ここであれば現場の協力を得ながらスムーズに導入まで進めることができるなと感じたことも決め手になりました。

食に関するビジョンを掲げるエー・ピーホールディングス。「食の未来を広げていく。FOOD CREATIVE FIRM」

導入前からの丁寧なサポートが、現場メンバーの不安を払拭

—— エラビバ サテライトオフィスの導入にあたり、どのようなことから着手されましたか?

一番最初に着手したのは、サテライトオフィスに切り出す業務選定に向けた、業務の洗い出しです。
集合配置型の雇用への切り替えを検討している段階では、現場のメンバーとコミュニケーションを取る中で、漠然と人事、総務、経理系の業務が切り出せるのではないかとイメージはあったのですが、実際に切替に向けて細部を詰めていく中で、納期設定や評価、現場との連携などの業務管理をどのように行うのか、採用する人材のレベル感に合わせた業務であるかなど、複数の観点でも考えないといけないなとなり、障害者雇用の経験が少ない自分たちだけで進められるか、といった不安を現場のメンバーは特に抱えていたのですが、サテライトオフィス導入前の準備期間から、業務管轄部署も含めて、複数回のお打合せを実施いただき、漠然としたイメージしかなかった私たちに、サテライトオフィスの運用イメージを他社事例をもとにお話しいただきながら運用開始まで手厚くサポートしてくださいました。
特に業務切り出しにおいては、障害特性毎に適性の高い業務をまとめていただいたことで、任せたい業務と採用する人材層の採用難易度の2軸で業務選定を行うことが出来ました。
サテライトオフィスにおいての業務管理方法も一緒に考えていただいたことで、スムーズに運用が開始できたと感じております。

—— 実際に導入いただき、エラビバ サテライトオフィスの評価はいかがでしょうか?

当初イメージしていた通りの雇用が実現できています。
サービス導入後もですが、導入前にも手厚くサポートいただけたことは、いい意味でイメージとのギャップがありました。
会社としてはじめての取り組みであるため、どんな方を採用すればいいのかも分からない状態だったのですが、HANDICAP CLOUDさんは人材紹介サービスも展開されているため豊富なデータベースから、弊社のサテライトオフィスで採用すべき人材イメージを、障害の症状や特性、就業経験などかなり具体的な部分まで提示いただき、採用ペルソナの設定からご尽力いただきました。
障害者雇用を他業務と兼務で行っているため、正直なところ、オンボーディングまでは担当者を含め、人事メンバーなどは業務過多になることを覚悟していたのですが、採用に関してもペルソナに合致した人材を数多く紹介いただき、短期間で採用目標数を達成することができたため、早々にサテライトオフィスの稼働が開始できたことで、想像以上に社員への負荷が少なかったことも嬉しい誤算でした。

—— エラビバ サテライトオフィスを利用いただき定着率などへの効果はいかがでしょうか?

安定した定着率が実現していますね。特に毎週行っていただいている心理士や看護師を含めた定期面談は、弊社社員からの評判もよく、働きやすい職場環境であると満足いただいています。担当者からも、社員が気軽に相談できる環境を作っていただくことで、これまで拾い上げれなかった悩み事や相談内容などもキャッチアップすることができ、とても助かっていると聞いています。
また、入社後の体調・メンタル面の管理や会社としての対応方法のアドバイスなども実施いただくなどの手厚いサポートがあるため、障害者雇用における採用層もこれまでの店舗採用とは別の人材層に拡張でき、費用対効果の高さを実感しています。

今後の展望と、サテライトオフィスの活用

—— エラビバ サテライトオフィスに対するご要望や現在の課題などあれば教えてください

弊社のビジネスモデル上、人材ニーズが高いのは、店舗や食品工場がメインであるため、将来的にはサテライトオフィスを活用しながら、店舗や食品工場などでの障害者雇用も推進していきます。
サテライトオフィスで実施していただいている定期面談などの定着支援が、サテライトオフィス外で勤務しているメンバーにも実施していただけるサービス展開などをしていただけると、さらに多様な環境での障害者雇用が実現できると思います。

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